芸術に、音楽に、ピアノに。
「正解」は存在しません。
だからこそ、過程を共有し、感じ、慈しみ、味わうことに意味がある。
今日は、ピアノノギフトが大切にしている想いを、少しだけお話しさせてください。
■ 音楽に「正解」はあるのでしょうか?
ピアノを習っていると、
「この弾き方で合っているのかな?」
「もっと上手な子がいるのに、大丈夫かな?」
そんな不安が、ふと頭をよぎることがあるかもしれません。
でも、芸術や音楽の世界において、
たったひとつの正解は存在しません。
同じ楽譜を使っても、
同じテンポ、同じ音で弾いても、
そこから生まれる音楽は、弾く人によってまったく違います。
その違いこそが、音楽の魅力であり、
「その子らしさ」そのものなのだと、私は思っています。
■ 大切なのは「どこまで行ったか」より「どう歩いたか」
ピアノに限らず、子育てや学びの場面では、
つい「結果」に目が向きがちです。
- どこまで弾けるようになったか
- どのくらい早く進んでいるか
- 他の子と比べてどうか
けれど、ピアノノギフトが何より大切にしているのは、
そこに至るまでの「過程」です。
うまく弾けなかった日。
思うように音が出なかった日。
それでも鍵盤に触れようとした気持ち。
その一つひとつが、その子の中で、確かに積み重なっています。
上手くいくことだけが成長ではありません。
迷い、立ち止まり、また進む。
そのすべてが、音楽の時間です。
■ 「感じる力」は、あとから必ず花開く
音を聴いて、どう感じたか。
この曲は、どんな気持ちがするか。
弾いていて、心が動いた瞬間があったか。
そうした感覚的な体験は、
すぐに目に見える成果にはならないかもしれません。
でも、感じる力は、
あとから必ず、その子の人生のどこかで花開きます。
音楽だけでなく、
人の気持ちを想像する力、
自分の心に気づく力として。
ピアノは、そのためのとても豊かな入り口なのです。
■ ご家族の方へ伝えたいこと
お子さんがピアノを弾いている時間、
どうか「正しく弾けているか」だけでなく、
その時間を過ごしている姿そのものを見てあげてください。
集中している横顔。
ちょっと得意そうな表情。
思うようにいかず、悔しそうな顔。
それらはすべて、
今この瞬間にしか見られない、かけがえのない姿です。
ピアノノギフトは、
そんな過程を、親子で共有し、慈しみ、味わえる場所でありたいと思っています。
■ ピアノは、人生を急がせるためのものではない
ピアノは、誰かと競うための道具ではありません。
人生を急がせるためのものでもありません。
音楽は、本来とても自由で、やさしいものです。
だからこそ、
比べない。
急かさない。
叱らない。
その子の歩幅で、その子の音楽を育てていく。
それが、ピアノノギフトの考えるピアノの時間です。
■ 最後に
正解のない世界だからこそ、
音楽はこんなにも奥深く、あたたかい。
お子さんにも、
そしてご家族の皆さまにも、
ピアノを通して、そんな時間が届きますように。
これからも、音楽の「過程」を大切に、
一緒に歩んでいけたら嬉しいです。

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