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「お友達はすごい、あなたは…」大人から評価される子どもたち

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「お友達はすごいのに、あなたは…」
その言葉、口にしたことありませんか?

責めたいわけじゃないんです。ただ、一緒に考えてほしくて

正直に聞かせてください。「〇〇ちゃんはもう弾けるのに」
「お兄ちゃんの頃はもっとできていたよ」
「あの子すごかったね、あなたも頑張らないと」

こういう言葉、気づいたら口から出ていた——そんな経験、ありませんか?

責めたいわけじゃないんです。その言葉が出てしまうのは、子どものことを思っているからこそだとわかっています。ただ、その言葉がどう届いているかを、一緒に考えてもらえたら嬉しいです。

その言葉は、愛情から出ています。それはわかっています

まず最初に、これだけは言わせてください。

比べる言葉をかけてしまう親御さんは、子どもを傷つけたくてそうしているわけじゃないですよね。むしろその逆で。「もっと頑張ってほしい」「あの子みたいになれるはず」「可能性を信じているから基準を見せたい」——そういう気持ちが言葉になっていることがほとんどだと思います。

それに、私たち自身もそうやって育てられてきた側面があることが多い。「比べることで伸びる」という育て方が、当たり前だった時代も長かったわけで。だから、無意識に出てしまうのは、ある意味自然なことだとも思っています。

だからこそ——意識して変えていける、とも思っています。

でも、子どもへの届き方は、意図した通りじゃないことが多い

「頑張れ」という気持ちで言った言葉が、子どもには「今の自分じゃダメ」として届いていることがあります。「可能性を信じている」という気持ちで言った言葉が、「〇〇ちゃんが基準で、それ以下の自分」として届いていることがある。

発表会の帰り道、こんなことありませんか

「隣の席の子、すごく上手だったね。あなたも来年はあのくらい弾けるといいね」

子どもは「うん」と言って、それきり黙ってしまった。

……今日、頑張って弾いたのに。
最初に言ってほしかったのは、そっちじゃなかった。
〇〇ちゃんみたいになれなかったら、どうなるんだろう。
……なんか、ピアノってしんどいな。

もちろん全ての子がこう感じるわけじゃないです。でも、比べられたことで「自分はまだ足りない」という気持ちが先に来てしまった子は、「頑張ろう」より前に「怖い」が育ってしまうことがあるんです。

レッスンで見てきた、比べられた子どもたちの変化

私がずっとレッスンで感じてきたことがあって。比べる言葉をよく聞かされている子は、だんだん弾く前に「これで合ってる?」と確認するようになります。間違えることへの恐怖が、音楽への好奇心より大きくなっていく。

「ここはどう弾きたい?」と聞いても、「わからない」と答える。自分の感覚より、正解かどうかの方が気になってしまっている。「好き」より「正しいか」を先に考えてしまう子に、少しずつなっていくんです。

💬 ピアノを続けてきたお子さんのママから「発表会のあと、私が何も言わないうちに子どもが『今日どうだった? 〇〇ちゃんより下手だった?』って聞いてきて。ハッとしました。こんなことを気にさせてしまっていたのかって」

「比べたくなる」気持ちの裏に、何があるか

少しだけ、比べたくなってしまう自分の気持ちを掘り下げてみませんか。責めるためじゃなくて、そこを知ると言葉が変わりやすくなるので。

比べてしまうとき、心の奥にあるもの

💭 「比べる言葉」の裏にある、親の本当の気持ち
  • 「この子にもっと頑張ってほしい」……応援したいからこそ、外の基準を見せようとしている
  • 「この子の可能性を信じているから」……「あなたならできる」という期待が言葉になっている
  • 「周りに遅れを取らないか不安で」……親自身の焦りが、比べる言葉として出てきてしまう
  • 「自分もそうやって育てられてきたから」……受け継いだ育て方のパターンが無意識に出る

どれも、子どもへの愛情や関心から来ていることがわかりますよね。問題は気持ちの方向じゃなくて、言葉の形だけなんです。気持ちはそのままで、言葉の形を少し変えるだけでいい。

私自身も、レッスンの中で「他の子はこれができているのに」と頭をよぎる瞬間がゼロかというと、正直ゼロじゃないです。でもその言葉は絶対に口にしないようにしています。

なぜかというと、比べることは「今日のこの子」を見ていないことになるから。この子が今日どれだけ考えて、どれだけ感じて、どれだけ向き合ったか——それだけを見ていたいと思っています。比べた瞬間、その子の「今日」が見えなくなってしまう気がして。

気持ちはそのまま。言葉の形だけ、変えてみてください

「もっと頑張ってほしい」という気持ちは、そのままでいいんです。ただ、それを伝えるときの言葉を少し変えてみると、届き方がまったく違ってきます。

比べる言葉を、「その子を見た言葉」に変えると

× 比べる言葉
〇〇ちゃんはもう弾けるのに
◎ その子を見た言葉
先週より、ここがずっとなめらかになったね
× 比べる言葉
お兄ちゃんの頃はもっと上手だった
◎ その子を見た言葉
今日、最後まで止まらなかったね
× 比べる言葉
あの子すごかったね、頑張らないと
◎ その子を見た言葉
今日の演奏、集中していてかっこよかった
× 比べる言葉
クラスで何番目くらいなの?
◎ その子を見た言葉
今、どの曲が一番好き?

比べる軸を「他の誰か」から「昨日のこの子」に変えること。それだけで、言葉の届き方はまったく変わります。

うまく弾けなかった日の、一番の言葉

思うように弾けなかった日、どう声をかければいいか迷うことありませんか。そんなとき、私がおすすめしたいのは評価より先に「今日どんな気持ちだった?」と聞くことです。

出来映えの話より先に、その子の気持ちを聞いてもらえた子は、「また話したい」「また弾きたい」という気持ちが育ちやすくなります。ぐちゃぐちゃに弾いても「元気いっぱいな音だったね、お気に入り」と言ってあげられたら、それで十分だと思っています。

💬 Jさん(8歳のお子さんをお持ちのママ)「発表会でミスしたとき、何も言わずにぎゅっと抱きしめたんです。そうしたら子どもが『また練習する』って。何か言うより、何も言わない方が伝わることもあるんだなって」

「その子自身を見る」ことが、一番の応援になる

比べることをやめて、その子自身を見ることで何が変わるか——それは「頑張り方」の質が変わることだと思っています。

誰かに勝つために頑張る子と、昨日の自分を超えるために頑張る子とでは、音楽との関わり方が根本的に違ってきます。前者はライバルがいなくなったときに止まりやすい。後者は、一生やめない。

「あなたのことを見ているよ」という安心感が、子どもを一番遠くまで連れて行くと、私はレッスンを通じて感じてきました。

変えるのは、言葉のほんの少しだけでいい

大げさな変化じゃなくていいんです。今日から、発表会の帰り道に最初にかける言葉をひとつ変えるだけでいい。「あの子はすごかったね」じゃなくて、「今日、緊張した?」から始めるだけでいい。

その小さな変化が、お子さんの「また弾きたい」という気持ちを守ります。そして長い目で見て、音楽を一生好きでいてくれる子に育てることに繋がると思っています。


この記事を読んで、少し胸が痛くなった方へ

「あ、私よく言ってしまっているかも」と感じた方、それだけで十分だと思います。気づいているということは、変えられるということだから。

完璧な親なんて、いません。私だって、レッスンで完璧にその子だけを見続けられているかというと、正直そんなに自信がないです。大切なのは、気づいたら少しずつ変えていこうとすること、それだけだと思っています。

お子さんはきっと、あなたが自分のことをちゃんと見てくれていると感じた瞬間を、ずっと覚えています。比べられた言葉より、その瞬間の方が、長く残ります。

🎹 この記事でお伝えしたこと

  • 比べる言葉は愛情から来ている。でも子どもへの届き方は意図通りじゃないことが多い
  • 比べられ続けた子は「正しいか」を「好き」より先に考えるようになりやすい
  • 比べたくなる気持ちの裏にある「応援したい」「信じている」はそのままでいい
  • 変えるのは言葉の形だけ。「他の誰か」ではなく「昨日のこの子」を基準にする
  • 「あなたのことを見ているよ」という安心感が、子どもを一番遠くまで連れて行く
♩ ♪ ♫ ♬

🎹

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この記事を書いた人

pianonogiftのアバター pianonogift 東京都出身。東京音楽大学器楽専攻(ピアノ演奏家コース)卒業。 フォルクヴァンク芸術大学(ドイツ)短期留学奨学生。 在学中、東京文化会館やサントリーホール等多数演奏会に出演する他、私立幼稚園で音楽講師も務める。 第41回ピティナピアノコンペティション特級銅賞。 第12回北本ピアノコンクールG部門(大学生)第1位、及び最優秀賞。 第18回日本演奏家コンクール第2位(大学生の部)。 東京フィルハーモニー交響楽団、ウィーン岐阜管弦楽団と協演。 かずさFM、TBSラジオ「檀れい 今日の1ページ」出演。

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