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お母さんの後ろに隠れていた女の子の1年|ご機嫌で前向きにピアノへ

初めて教室に来てくれた日、彼女はお母さまの後ろにそっと隠れて小さな声でご挨拶をくれました。椅子に座るのも、鍵盤に触れるのも、ゆっくりゆっくり。それから1年——今では笑顔でドアを開け、「先生こんにちは!」とまっすぐピアノへ。ここでは、その変化の物語をお届けします。

この記事のポイント

  • 最初は「音で遊ぶ」からスタートし、安心感を育てる
  • 毎回の小さな成功体験が自信を積み上げる
  • 1年で「受け身→自分で選ぶ→表現する」へと成長

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はじめましての日:不安な気持ちに寄り添う

お母さまは「家ではピアノが大好き。でも初めての場所は苦手で…」と心配されていました。そこで無理に弾かせることはせず、リズムカード・歌・音あてクイズ・シールなど“音で遊ぶ”時間から。できた瞬間はすぐに言葉で承認し、レッスンの最後は「今日のできた」を一緒に振り返ります。

自分からの一歩:「この曲、弾いてみたい!」

数回目、彼女が小さな声で「この曲やってみたい」と伝えてくれた日が転機でした。春は「ちょうちょう」、夏は「かえるのうた」、秋は好きなアニメ曲へ。季節や興味に合わせて題材を選ぶことで、ピアノが“教わるもの”から“自分で楽しむもの”へと変わっていきました。

成功体験の積み重ね:笑顔と集中が増えていく

レッスンでは「今日はここまで」を明確にし、短いフレーズ×確実な達成を設計。できた直後に共感&称賛を返すと、家でも自発的に鍵盤へ向かう回数が増えました。数か月後には両手の短いフレーズに挑戦し、表情も姿勢もぐっと前向きに。

1年の足跡:
1〜2か月目:歌・リズム中心/右手で2〜4音
3〜6か月目:好きな曲のサビを片手で/ステージごっこで表現あそび
7〜12か月目:両手の短いフレーズ/「今日はこれがやりたい!」と自分からリクエスト

今の彼女:ご機嫌で前向き、音で自分を表現

現在はレッスン室に入ると、まっすぐピアノへ。「最初にこのフレーズから!」と自分で順番まで決めるほど主体的に。正確さだけでなく、“やさしい音”“元気な音”など感情をのせることも上手になりました。

先生の想い:ピアノは“できる”場所であり、“自分を見つける”場所

技術の上達以上に大切なのは、「やってみたい」「できた」「嬉しい」の積み重ねです。恥ずかしがり屋だった彼女が、音で気持ちを伝える喜びを知り、自分で選び、表現する子へと育っていった1年。ピアノノギフトは、これからも一人ひとりのペースに寄り添い、音で心が育つ時間を大切にしていきます。

まとめ:最初はお母さんの後ろに隠れていても大丈夫。安心できる導入と小さな成功体験があれば、子どもは自分で音の世界へ踏み出します。ピアノは“自分を好きになる練習”。その一歩を、丁寧に伴走します。


よくある質問

Q. 人見知り・恥ずかしがりでも大丈夫?
A. まずは歌・リズム・カードから。慣れたら短いフレーズを片手で。その子のペースで進めます。

Q. 家での練習はどれくらい?
A. 最初は1日10秒の「ド1回」でOK。成功体験が自発性を育てます。

体験レッスンのご案内

対象:3歳〜小学生/恥ずかしがり屋さん歓迎。
所要30分・保護者見学OK・手ぶらでOKです。

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この記事を書いた人

pianonogiftのアバター pianonogift 東京都出身。東京音楽大学器楽専攻(ピアノ演奏家コース)卒業。 フォルクヴァンク芸術大学(ドイツ)短期留学奨学生。 在学中、東京文化会館やサントリーホール等多数演奏会に出演する他、私立幼稚園で音楽講師も務める。 第41回ピティナピアノコンペティション特級銅賞。 第12回北本ピアノコンクールG部門(大学生)第1位、及び最優秀賞。 第18回日本演奏家コンクール第2位(大学生の部)。 東京フィルハーモニー交響楽団、ウィーン岐阜管弦楽団と協演。 かずさFM、TBSラジオ「檀れい 今日の1ページ」出演。

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