「ピアノの椅子にじっと座っていられないんです」
そんなご相談を、3歳・4歳のお子さまを持つお母さまからよくいただきます。
実は、それは“問題”ではなく、成長の途中で自然なことなんです。
今日は、レッスン中に座っていられない理由と、笑顔でレッスンを楽しむための3つの工夫をお伝えします。
この記事のポイント
- 座れないのは集中力や好奇心の発達途中だから大丈夫
- 「遊び」や「音の探検」で自然にピアノへ向かう
- 成功体験を積むことで“座る時間”が育つ
①「座れない=悪いこと」ではありません
3歳前後のお子さまは、身体よりも心が先に動く時期。
新しい場所・楽器・先生への興味がいっぱいで、座っているよりも「触りたい!」「見たい!」という好奇心が自然にあふれています。
つまり、「座れない」は集中できていないのではなく、集中している対象が“別のこと”に移っているだけなんです。
ピアノノギフトでは、お子さまが動き出してもすぐに止めず、その好奇心を活かして「じゃあこの音はどうかな?」と一緒に探していきます。
すると自然と“座る”時間が少しずつ増えていきます。
②「遊びながら座る」仕掛けをつくる
小さなお子さまにとって、“座る”は目的ではなく手段です。
ピアノに向かうきっかけを「遊び」に変えることで、座る時間が自然と伸びていきます。
たとえば…
- 音あてクイズ:「ドはどこかな?」→見つけたらシールGET!
- 手拍子リズム:「トントン・パッ!」→できたら一緒にジャンプ!
- キャラクターごっこ:「今日はピアノの森の探検家だよ!」
楽しみながら体を使って音に親しむことで、「ピアノ=楽しい場所」と感じられるようになります。
すると、お子さまは自分から座りたくなるんです。
実際のレッスン例:最初は1分も座れなかった3歳の男の子。
「ピアノの森ごっこ」で音探しをしながら3か月後には、曲を最後まで座って弾けるように。
今では「今日の曲は?」と自分から椅子に座ってスタンバイする姿に成長しました。
③「できた!」を一緒に喜ぶ
3歳のお子さまにとって、「褒められる」「見てもらえる」ことが最大のモチベーションです。
1回でも最後まで座れたら、「今日1曲分座ってたね!」「先生びっくりした!」と笑顔で伝えてあげてください。
その“うれしい記憶”が、次のレッスンへの原動力になります。
ピアノノギフトでは、1人ひとりの性格やペースに合わせて「成功体験を積む仕掛け」を大切にしています。
まとめ:座る力は“ピアノが好き”から育つ
座ることを教えるよりも、ピアノを好きになる時間を増やすことが先です。
「座れない=できない」ではなく、「まだ“楽しい”が足りないだけ」。
お子さまのペースを大切に、一緒に音を楽しんでいけば、座る力も自然に育っていきます。
ピアノは“静かに座る”練習ではなく、“心を動かす”レッスン。
今は動きたい気持ちを大切に、音との出会いを楽しむ時期です。
その先に、自然とピアノに向かう力が育ちます。
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「じっとできないけど大丈夫かな?」というお子さまも大歓迎です。
ピアノノギフトでは、遊びと音楽を組み合わせたレッスンで、“座る力”より“楽しむ心”を育てます。
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