「たまにレッスンを受けるだけでも、上達しますか?」
「忙しいので、スポットでお願いしたいのですが…」
こうしたご相談をいただくことがあります。
今日は、なぜ“コツコツ続ける子が伸びやすく、スポットレッスンでは難しいことが多いのか”を、正直にお話しします。
■ 結論からお伝えします
まず、誤解のないようにお伝えします。
スポットレッスンが「悪い」わけではありません。
一時的な確認や、単発の体験としては、とても良い形です。
ただし、「伸びる」「育つ」「変わる」という意味では、
やはりコツコツと積み重ねている子の方が、圧倒的に変化が大きいのが現実です。
■ ピアノの上達は「点」ではなく「線」
ピアノは、
一回のレッスンで劇的に変わるものではありません。
・音を聴く力
・指や身体の使い方
・譜面の理解
・集中する感覚
これらはすべて、
少しずつ、少しずつ積み重なっていくものです。
コツコツ通っている子は、
レッスンとレッスンの間に「線」がつながっています。
一方、スポットレッスンは、どうしても
「点」で終わりやすいのです。
■ スポットレッスンで起きやすいこと
スポットレッスンの場合、よくあるのが次のような状態です。
- 前回の内容を思い出すところから始まる
- 生活や練習環境が毎回違う
- 先生との信頼関係が深まりにくい
- 本人も「ここだけ頑張ればいい」と感じやすい
その結果、
レッスンは「良い時間」でも、
次につながる変化が残りにくくなります。
これは、やる気や才能の問題ではありません。
仕組みの違いです。
■ コツコツ通う子に起きている変化
定期的に通っている子たちは、
少しずつ、こんな変化を見せてくれます。
- 練習量が少なくても、音が変わってくる
- できない時の気持ちの切り替えが早くなる
- 「次はこれをやりたい」と自分で言えるようになる
- ピアノ以外のことにも集中力が出てくる
これは、
ピアノの技術だけでなく、「取り組む姿勢」そのものが育っているからです。
上達している子ほど、
「特別なこと」はしていません。
ただ、やめずに、戻ってき続けているだけです。
■ ピアノは「習慣の芸術」
ピアノは、才能の芸術だと思われがちですが、
実際は習慣の芸術です。
・週に一度、鍵盤に触る
・できなくても、また次の週が来る
・前回の続きを、当たり前にやる
このリズムの中で、
子どもは「続ける」という感覚を、身体で覚えていきます。
これは、スポットでは身につきにくい力です。
■ 忙しいご家庭だからこそ
忙しいから、スポットにしたい。
そのお気持ちも、とてもよく分かります。
でも実は、忙しいご家庭ほど、
「迷わず戻れる場所」があることが、大きな支えになります。
・今日は練習できなかった
・今週はうまくいかなかった
それでも、
「また次のレッスンがある」
「先生が待っている」
その安心感が、
結果的に、子どもを前に進ませてくれます。
■ 最後に
コツコツやる子が伸びる。
これは、才能論ではありません。
環境とリズムの話です。
ピアノノギフトでは、
上手くさせることよりも、
「戻ってこられる場所」を大切にしています。
続ける中で、
ある日ふと、音が変わる。
姿勢が変わる。
表情が変わる。
その瞬間に立ち会えるのは、
コツコツ積み重ねてきた時間があってこそです。
ピアノノギフトでは忙しい生活に寄り添い、保護者の方と共にお子さまの「やってみたい」をサポートします。

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