今年のクリスマスは、プレゼントやごちそうに加えて、親子で「音楽」を楽しんでみませんか?
特別な準備がなくても、鈴ひとつ、歌ひとつで、おうちがクリスマスの音であふれます。
子ども専門のピアノ講師が、年齢別の音楽遊びと、ピアノ初心者でもおうちで弾ける簡単なクリスマス曲をご紹介します。
この記事のポイント
・0歳から小学生まで、年齢に合わせたクリスマスの音楽遊びを紹介
・身近なもので作れる手作り楽器で、親子で合奏できる
・「きらきら星」「ジングルベル」「きよしこの夜」は、片手のドレミで弾ける
上手に弾くことより、家族で音を出して笑い合うことが、いちばんのクリスマスプレゼントです。
クリスマスに親子で音楽を楽しむといい理由
クリスマスは、子どもにとって一年でいちばん心がはずむ行事のひとつ。そのワクワクした気持ちと一緒に音楽を楽しむと、「音楽って楽しい!」という記憶が、より鮮やかに残ります。
- 季節の歌は、毎年くり返すことで家族の思い出の「合図」になる
- 鈴やタンバリンなど、小さな子でも参加しやすい
- 歌う・鳴らす・踊るで、家族みんなが同じ時間を楽しめる
- 「人前で弾いてみる」小さなステージ体験になる
年齢別|クリスマスの音楽遊び
0〜1歳|鈴の音と歌いかけを楽しむ
赤ちゃんには、やさしい鈴の音とママ・パパの歌声がいちばん。クリスマスの歌を口ずさみながら、抱っこでゆらゆら揺れてみましょう。鈴を左右で鳴らして、音のするほうを目で追いかける遊びもおすすめです。
2〜3歳|サンタさんの足音あそび
ピアノや手拍子で、「大きなサンタさん(ゆっくり重い音)」「小さなトナカイ(速く軽い音)」と、音の違いを体で表現する遊びです。音楽が止まったら「サンタさんが来た!」でピタッと止まる、ストップ&ゴーも盛り上がります。
育つ力:音を聴き分ける力、リズム感、気持ちを切り替える力
4〜6歳|クリスマス絵本に効果音をつける
クリスマスの絵本を読みながら、そりの鈴は「シャンシャン」、雪の場面は鍵盤の高い音で「キラキラ」と、効果音を子どもに考えてもらいましょう。物語に自分の音がつくと、読み聞かせがぐっと特別な時間になります。
育つ力:想像力、表現力、物語を理解する力
小学生|家族コンサートの主役になる
習っている曲や、この記事で紹介する簡単な曲を練習して、クリスマス当日に家族の前で発表。プログラムやチケットづくりから一緒に楽しむと、子どもは「自分が主役」の誇らしさを味わえます。
手作り楽器で親子合奏
おうちにあるもので、クリスマスにぴったりの楽器が作れます。作る時間も、楽しい親子時間です。
ペットボトルマラカス
小さなペットボトルに、お米やビーズを少し入れてふたを閉めるだけ。リボンやシールでクリスマスらしく飾りましょう。中身によって音が変わるので、聴き比べも楽しめます。
紙コップの鈴
紙コップを2つ重ねて口をテープで閉じ、中に鈴を入れると、振るとやさしく鳴る鈴になります。
空き箱ギター
ティッシュの空き箱に輪ゴムを何本かかけると、はじくと音の鳴るギターに。輪ゴムの太さで音の高さが変わることにも気づけます。
おうちで弾ける簡単なクリスマス曲(ドレミつき)
ピアノやキーボードがあれば、片手のドレミで弾ける曲から挑戦してみましょう。すべて「ド」から始まる白い鍵盤だけで弾けます。
① きらきら星|はじめての1曲に
2段目ファ ファ ミ ミ レ レ ドー
冬の夜空にぴったりの曲。5本の指を使う練習にもなる、ピアノの入門曲の定番です。
② ジングルベル(サビ)|みんなで歌える
2段目ミ ソ ド レ ミー
3段目ファ ファ ファ ファ ファ ミ ミ ミ
4段目ミ レ レ ミ レー ソー
同じ音のくり返しが多いので、小さな子でも弾きやすい曲。家族が鈴で合わせると、一気にクリスマス気分になります。
③ きよしこの夜(はじまり)|しっとり弾きたい子に
2段目ソー ラ ソ ミー
3段目高いレー レ シー
4段目高いドー ド ソー
ゆったりした3拍子の曲。音を長くのばすところで、きれいな響きを味わってみてください。
| 曲 | むずかしさ | おすすめ年齢 |
|---|---|---|
| きらきら星 | ★☆☆ | 3歳〜 |
| ジングルベル(サビ) | ★★☆ | 4歳〜 |
| きよしこの夜(はじまり) | ★★☆ | 5歳〜 |
初めてでも弾けるようになる3つのコツ
- 鍵盤に付せんを貼る:「ド」「ミ」「ソ」など、使う音に付せんを貼ると迷わずに弾けます
- 1段ずつ練習する:1日1段でOK。少しずつつなげていきましょう
- 大人が低い音で伴奏する:子どものメロディに合わせて、大人が低い「ド」と「ソ」を一緒に押すだけで、ぐっとそれらしい響きになります
このほか、「赤鼻のトナカイ」「あわてんぼうのサンタクロース」「もろびとこぞりて」なども、親子で歌って楽しめる定番のクリスマスソングです。
親子クリスマスコンサートのすすめ
練習した曲を、クリスマスの夜に家族の前で発表してみませんか。
- プログラムをつくる:曲名と演奏者を紙に書いて、ツリーのそばに飾る
- チケットを手づくり:子どもが家族に手渡すだけで、特別なイベントに
- 手作り楽器で全員参加:弾けない家族は、鈴やマラカスで合奏に参加
- 大きな拍手で終わる:間違えても、最後まで弾いたことを一緒に喜ぶ
- 動画を残す:離れて暮らすおじいちゃん・おばあちゃんへの贈りものにも
小さなステージ体験は、子どもの自信につながります。本番で緊張してしまう子には、「間違えても大丈夫」と伝えてあげてください。
まだ鈴の音に目をまるくするくらいかもしれませんが、ジングルベルを口ずさみながら、抱っこでゆらゆらする時間を楽しみにしています。
ピアノの先生として思うのは、子どもが音楽を好きになるきっかけは、レッスン室の中だけでなく、こうした家族の時間の中にもたくさんあるということ。
「あのクリスマス、みんなで歌ったね」。そんな思い出が、いつか子どもが楽器に向かうときの、あたたかい原動力になってくれたらうれしいです。
よくある質問
- ピアノ初心者の子どもでも弾けるクリスマス曲はありますか?
- 「きらきら星」は片手・白い鍵盤だけで弾けるので、はじめての1曲におすすめです。慣れてきたら「ジングルベル」のサビにも挑戦してみましょう。
- 楽器がなくてもクリスマスの音楽遊びはできますか?
- できます。手拍子や歌、ペットボトルマラカスや紙コップの鈴など、身近なもので十分に楽しめます。
- 赤ちゃんと楽しめるクリスマスの音楽遊びは?
- クリスマスの歌を口ずさみながら抱っこで揺れる、赤ちゃん用の鈴を鳴らすなどがおすすめです。小さな鈴やオーナメントは誤飲に注意しましょう。
- 楽譜が読めなくても子どもに教えられますか?
- 大丈夫です。この記事のドレミを見ながら、使う鍵盤に付せんを貼れば、楽譜が読めなくても一緒に弾けます。
まとめ
- クリスマスの音楽は、家族の思い出と「音楽が好き」の気持ちを育てる
- 年齢に合わせて、歌いかけ→足音あそび→効果音→家族コンサートへ
- 手作り楽器なら、家族全員で合奏できる
- 「きらきら星」「ジングルベル」「きよしこの夜」は片手のドレミで弾ける
季節の音楽遊びや、ピアノを始めるタイミングのこと、どうぞお気軽にご相談ください。
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