でも、実際に子どもを育てていると、正解がないからこそ不安になる。
これでいいのかな、と毎日迷う。
ピアノ教室を運営しながら子育てをするなかで、私が大切にしていることをお話しします。
正解がないから、苦しい
子育ての本を読めば読むほど、「あれもやらなきゃ」「これもやったほうがいい」と不安が増えていきます。
SNSを見れば、キラキラしたお母さんたちがいて、「私は全然できていない」と落ち込む。
正解がないと言われても、「じゃあ何をすればいいの?」と思うのは当然です。私もそうでした。
ピアノのレッスンにも「正解」はない
実は、ピアノのレッスンにも明確な正解はありません。
同じ曲でも、ゆっくり丁寧に弾く子もいれば、元気いっぱいに弾く子もいる。どちらが正しいわけでもなく、どちらもその子の表現です。
先生として長年教えてきて思うのは、「正解を教える」のではなく、「その子の正解を一緒に見つける」ということ。子育ても、きっと同じなのだと思います。
正解がないからこそ、大切にしていること
「今日のベスト」を出すこと
完璧を目指すと、自分も子どもも苦しくなります。昨日より少しでもよければ、それで十分。レッスンでも「今日のベストが出せたね」と声をかけるようにしています。100点じゃなくていい。今日できることを、一生懸命やる。それだけで十分です。
迷ったら「子どもの顔」を見ること
育児書やネットの情報に振り回されそうになったとき、いちばんの答えは子どもの表情にあります。笑っていれば大丈夫。ピアノのレッスンでも、弾いているときの子どもの表情を見れば、今の進め方が合っているかどうかがわかります。
「一生懸命」を恥ずかしがらないこと
スマートに子育てしなきゃ、クールに先生をしなきゃ、と思うことがあるかもしれません。でも、一生懸命やっている姿は、子どもにちゃんと伝わっています。汗をかきながら弾く姿、何度もやり直す姿。子どもはそういう大人の姿を見て、「頑張るって、かっこいい」と学んでいくのです。
あなたが一生懸命考えて選んだ道は、
お子さんにとっての「正解」です。
ピアノ教室で大切にしている「ひとつのこと」
私がピアノ教室で何よりも大切にしているのは、「この子が、ピアノの前で安心していられること」です。
間違えても怒られない。うまく弾けなくても認めてもらえる。自分のペースで進めてもらえる。
そんな安心感があれば、子どもは自分から挑戦します。失敗を恐れずに、新しい曲に手を伸ばします。
子育ても同じではないでしょうか。正しいことを教えるよりも先に、「あなたはここにいていいんだよ」と伝えること。それがあれば、子どもは自分で歩き始めます。
でも、正解がないから、あなたのやり方でいい。
一生懸命考えて、一生懸命育てる。
それが、いちばん素敵な子育てだと思います。
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