ピアノを始める前に、こう悩むお母さんはとても多いです。
でも、長年子どもたちを教えてきて思うのは、「向き不向き」よりも大切なことがあるということです。
「ピアノに向いている子」のイメージ
ピアノに向いている子と聞いて、どんな子を想像しますか?
指が長い子。じっと座っていられる子。音感がいい子。集中力がある子。
たしかに、そういった特徴があれば有利な場面はあります。でも、それが「ピアノを習う条件」ではありません。
指が短くても素敵な演奏をする子はたくさんいますし、最初は5分も座っていられなかった子が、半年後にはレッスンを楽しみにしていることもあります。
適性よりも大切な3つのこと
① お子さん自身が「やってみたい」と思っていること
いちばん大切なのは、お子さん自身の気持ちです。
「お母さんが習わせたいから」ではなく、お子さん自身が「ピアノ弾いてみたい」「あの曲弾けるようになりたい」と感じているかどうか。小さな興味でも構いません。その気持ちがあるだけで、上達のスピードは大きく変わります。
② 「完璧」を求めすぎない環境
お母さんがピアノ経験者の場合、つい「もっとこうしたほうがいい」と口を出したくなることがあります。
でも、子どもにとっていちばん嬉しいのは、上手に弾けたときに「すごいね」と笑ってくれるお母さんの存在です。技術的な指導は先生に任せて、お母さんは「いちばんの応援団」でいてください。
「まだ出会っていない」だけかもしれません。
良い先生との出会いで、子どもは驚くほど変わります。
③ 先生との相性
実は、ピアノの上達に最も影響するのは、お子さんの適性よりも「先生との相性」です。
厳しい先生のほうが伸びる子もいれば、優しく見守ってもらえる環境で力を発揮する子もいます。活発な子には元気な先生、繊細な子には穏やかな先生。お子さんの性格に合った先生を見つけることが、長く続けるいちばんの秘訣です。
「向いていない」と感じるとき
ピアノを始めてしばらくすると、「やっぱりうちの子には向いていないかも」と感じる瞬間が来ることがあります。練習を嫌がる、なかなか上達しない、レッスンに行きたがらない。
でも、それは「向いていない」のではなく、壁にぶつかっているだけかもしれません。どんな子にも、やる気が下がる時期はあります。そんなときは、先生に相談してみてください。レッスンの進め方を変えるだけで、また楽しく通えるようになることは多いです。
すべての子に、音楽を楽しむ力がある
私がこれまで教えてきた子どもたちの中で、「この子はピアノに向いていない」と思ったことは一度もありません。
上達のスピードは一人ひとり違います。得意なことも苦手なことも違います。でも、どの子にも音楽を楽しむ力があります。
大切なのは「向いているかどうか」を判断することではなく、お子さんが音楽と出会う機会をつくってあげることです。
まずは体験レッスンに来てみてください。
お子さんの笑顔が、きっと答えを教えてくれます。
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