ピアノノギフトのレッスンでは、ピアノの技術と同じくらい大切にしていることがあります。
それは、ご挨拶です。
レッスンの始まりと終わりに交わす、たった数秒の言葉。でもこの数秒が、子どもたちの心をとても豊かにしてくれると感じています。
レッスンで大切にしている4つのご挨拶
ピアノノギフトでは、毎回のレッスンでこの4つのご挨拶を大切にしています。
「こんにちは」
「お願いします」
「ありがとうございました」
「さようなら」
特別なことではありません。でも、この4つの言葉を自分の口できちんと言えるようになること。それは、ピアノが上手に弾けることと同じくらい、その子の人生を支えてくれる力になると思っています。
「こんにちは」——自分から関わる第一歩
レッスン室に入ってきたとき、自分から「こんにちは」と言えること。これは、自分から関わっていく第一歩です。
最初は恥ずかしくて小さな声だった子も、回を重ねるうちに自然と元気な声であいさつしてくれるようになります。
「お願いします」——学ぶ姿勢のスイッチ
レッスンが始まるとき、ピアノの前に座って「お願いします」と言う。この瞬間に、気持ちがすっと切り替わります。
遊びの時間からレッスンの時間へ。「お願いします」は、「これから学びます」という自分自身への合図でもあるんです。
誰かに教えてもらうとき、「お願いします」と伝えられること。それは、素直に学べる心を持っているということ。この姿勢は、ピアノだけでなく、学校でも、大人になってからも、ずっと大切になります。
「ありがとうございました」——感謝を言葉にする力
レッスンが終わったとき、「ありがとうございました」と伝えること。
嬉しかったこと、楽しかったこと、ちょっと難しかったこと。いろんな気持ちがあるレッスンのあとに、その時間をくれた相手に「ありがとう」を言えるのは、とても素敵なことです。
「ありがとうございました」を言う子どもの顔は、いつもちょっと誇らしげなんです。自分でちゃんとできた、という小さな達成感があるのだと思います。
感謝を言葉にできる人は、まわりの人からも大切にされます。「ありがとう」は、自分も相手も温かくする魔法のような言葉です。
「さようなら」——次につながる言葉
帰り際の「さようなら」は、ただのお別れの言葉ではありません。「また来るね」という気持ちが込められた、次のレッスンへの約束です。
「さようなら」が笑顔で言えたとき、その日のレッスンが良い時間だったということ。次に来るのが楽しみだということ。先生にとっても、それがいちばん嬉しい瞬間です。
ご挨拶ができる子は、ピアノも伸びる
これは経験から感じていることですが、ご挨拶がきちんとできる子は、ピアノの上達も早い傾向があります。
挨拶ができるということは、相手の話を聞ける姿勢があるということ。
素直に「お願いします」と言えるということは、新しいことを受け入れる心の柔らかさがあるということ。
「ありがとうございました」と言えるということは、自分の学びをちゃんと受け止めているということ。
ご挨拶は、音楽の技術とは関係ないように見えて、実は学ぶ力の土台になっています。
おうちでもできること
ピアノ教室で身につけたご挨拶の習慣は、おうちでも自然と広がっていきます。
「いただきます」「ごちそうさま」「おはよう」「おやすみ」。日常のなかにある小さなご挨拶を、親子で大切にしてみてください。
無理に「ちゃんと言いなさい」と叱るのではなく、お父さん、お母さんが自然にご挨拶をしている姿を見せること。子どもは、いちばん近くにいる大人の姿から学びます。
たった数秒の言葉が、その子を支える
「こんにちは」「お願いします」「ありがとうございました」「さようなら」。
たった4つの言葉ですが、この言葉を自分の口で、自分のタイミングで、相手の目を見て伝えられるようになったとき、子どもはとても大きな自信を手にしています。
ピアノノギフトでは、ピアノを通じて音楽の楽しさを知ることはもちろん、こうした人としての土台を、レッスンのなかで自然に育んでいきたいと思っています。
ご挨拶は、いちばん簡単で、
ささやかだけど大きな贈りもの。


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