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子どもの発表会の緊張をほぐす方法|前日・当日・本番直前に親ができること

「発表会、出たくない…」「緊張してお腹が痛い」。わが子のそんな言葉に、どう声をかけたらいいか迷っていませんか?

冬はピアノの発表会シーズン。舞台に立つ子どもと同じくらい、見守るママ・パパもドキドキしますよね。

この記事では、子どもの発表会の緊張をほぐすために、前日・当日・本番直前の3つのタイミングで親ができることをまとめました。わたし自身が舞台の世界で経験してきたことも、あわせてお話しします。

目次
  1. 結論|緊張は「消す」のではなく「味方」にする
  2. 子どもが発表会で緊張する理由
  3. 私の場合|結果に興味がなかった子どもが、結果に縛られるまで
  4. 前日・当日・本番直前|親ができること
  5. 言ってしまいがちな言葉、こう言いかえて
  6. 本番が終わったら
  7. よくある質問
  8. まとめ
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1.結論|緊張は「消す」のではなく「味方」にする

緊張するのは、本気でがんばってきた証拠。
親の役目は、緊張を消すことではなく「大丈夫」と思える土台をつくること。

緊張をゼロにすることは、大人でもむずかしいものです。そして、ある程度の緊張は集中力を高めてくれる、いわば本番の味方でもあります。

問題になるのは、緊張が「失敗したらどうしよう」という恐れに変わってしまうとき。親ができるのは、その恐れを小さくしてあげることです。

2.子どもが発表会で緊張する理由

理由子どもの心の中
失敗への不安「間違えたらどうしよう」「止まったらどうしよう」
まわりの目「みんなに見られている」「笑われたらどうしよう」
期待へのプレッシャー「ママをがっかりさせたくない」
いつもとちがう環境「ピアノも部屋も、いつもとちがう」

とくに見落としがちなのが、「期待へのプレッシャー」。親が「がんばってね!」と応援するほど、子どもは「うまく弾かなきゃ」と感じてしまうことがあります。

3.私の場合|結果に興味がなかった子どもが、結果に縛られるまで

私の場合

わたしは3歳でピアノを始め、子どものころからコンクールにも出ていました。でも当時のわたしは、コンクールを受けても結果にはあまり興味がない子どもでした。両親もコンクールを強制することはなく、練習もひとりでやらせてくれていました。

ところが高校時代、「1位じゃないと意味がない」という価値観の中に身を置き、一度1番を経験したことで、大学では「結果を出さなければ」という強迫観念に縛られるようになりました。結果を残しても、何かを得た感覚はなく、むしろすり減っていきました。

振り返って思うのは、舞台を「結果を出す場所」と思った瞬間、舞台は怖いものになるということ。結果に興味がなかったころのわたしは、舞台をもっと自由に楽しめていたのだと思います。

だからこそ、発表会に向かう子どもたちには、結果ではなく「今日弾けたこと」を大切にしてほしい。親の声かけひとつで、舞台は「試される場所」にも「聴いてもらえる場所」にもなります。

発表会は「試される場所」ではなく、
「聴いてもらえる場所」。

4.前日・当日・本番直前|親ができること

【前日】いつも通りに過ごす
  • 練習は軽めに通すだけ。直前の詰め込みは不安を大きくします
  • 「最後まで弾けたね」と、できていることを言葉に
  • 服や持ち物は前日に準備して、当日の慌ただしさを減らす
  • いつもの時間に寝る
【当日】親が落ち着いている
  • 朝ごはんは食べ慣れたものを
  • 会場には時間に余裕をもって到着する
  • 親がそわそわしていると、子どもに伝わります。ママ・パパがいつも通りでいることが一番の安心
【本番直前】体をゆるめて、気持ちを軽く
  • 深呼吸を一緒に。「吸って、ゆっくり吐いて」を3回
  • 手をグーパー、肩をすとんと落とすなど、体をゆるめる
  • かける言葉は短く。「楽しんできてね」「いつも通りで大丈夫」

5.言ってしまいがちな言葉、こう言いかえて

言ってしまいがちこう言いかえて
「間違えないでね」「間違えても、そのまま弾き続ければ大丈夫」
「がんばってね!」「楽しんできてね」
「緊張しないで」「緊張するのは、がんばってきた証拠だよ」
「ママ、すごく楽しみにしてるからね」「ママは、あなたの音が聴けるのがうれしい」
「〇〇ちゃんは上手だね」(ほかの子とは比べない)

6.本番が終わったら

舞台から戻ってきた子どもに、最初にかける言葉はとても大切です。

  • まずは「おつかれさま」「舞台に立てたね」と、挑戦したことをねぎらう
  • 間違えたところには触れず、良かったところを具体的に伝える
  • 反省は、子どもが自分から話したときだけ。親から「ここがダメだったね」は言わない

もし失敗して泣いてしまっても、大丈夫。悔しいと思えるのは、本気だったから。その気持ちに寄り添ってあげてください。

7.よくある質問

Q.「発表会に出たくない」と言ったら、無理に出さないほうがいい?
まずは「何が不安?」と理由を聞いてみてください。間違えるのが怖い、人に見られるのが恥ずかしいなど、理由がわかれば対策が立てられます。先生にも相談して、曲や出方を一緒に考えるのがおすすめです。
Q.本番で止まってしまったら、どうすればいい?
事前に「止まっても、次のところから弾き始めればいいよ」と伝えておくと安心です。本番後は止まったことには触れず、最後まで舞台に立てたことをほめてあげてください。
Q.親が緊張してしまいます。
親が緊張するのは自然なことです。ただ、子どもの前では深呼吸して、いつも通りの声で話すことを意識してみてください。親の落ち着きは、子どもの安心につながります。

8.まとめ

  • 緊張は消すものではなく、味方にするもの
  • 子どもの緊張の裏には、失敗への不安・まわりの目・期待へのプレッシャーがある
  • 私の場合、舞台を「結果を出す場所」と思ったとき、舞台は怖いものになった
  • 前日はいつも通り、当日は親が落ち着く、直前は体をゆるめて短い言葉を
  • 終わったら、まず「おつかれさま」。良かったところを具体的に

発表会は、上手に弾けたかどうかを試される場所ではありません。これまで積み重ねてきた音を、大切な人に聴いてもらう場所です。

舞台に立つその勇気を、どうかいちばん近くで応援してあげてください。

ピアノノギフト 主宰 湖苗美

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