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意志が弱い子でもピアノが続く|「練習しなさい」をやめる3つの仕組み

「練習しなさい」と毎日言うのに、疲れていませんか?

「うちの子は意志が弱いから、言わないと練習しない」「やる気が続かない性格なのかも」。そう悩むママ・パパは少なくありません。

でも、ピアノを続けられるかどうかは、子どもの意志の強さで決まるわけではありません。この記事では、意志に頼らずにピアノが続く「3つの仕組み」を、3歳からピアノを続けてきたわたし自身の経験とあわせてお伝えします。

目次
  1. 結論|続く子は「意志」ではなく「仕組み」で弾いている
  2. なぜ「意志」に頼ると続かないのか
  3. 私の場合|「練習しよう」と決めた記憶がほとんどない
  4. 今日からできる、意志に頼らない3つの仕組み
  5. よくある質問
  6. まとめ
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1.結論|続く子は「意志」ではなく「仕組み」で弾いている

ピアノが続くかどうかは、意志の強さではなく、
生活の中に「弾く仕組み」があるかどうかで決まる。

歯みがきを「よし、今日もがんばって磨くぞ」と気合いを入れてする人は、あまりいませんよね。毎日の流れの中に組み込まれているから、考えなくても自然にやっている。

ピアノも同じです。「弾くかどうか」を毎日決めなくていい状態をつくれば、意志が強くなくても、ピアノは自然と続いていきます。

2.なぜ「意志」に頼ると続かないのか

意志に頼る練習仕組みで続く練習
毎日「やるかどうか」を決める決めなくても、流れでピアノに向かう
疲れている日・気分が乗らない日はやらない短くても「いつもの時間」に座る
親が「練習しなさい」と声をかける声かけがなくても始まる
続かないと「意志が弱い」と自分を責める続かないときは「仕組み」を見直す

大人でも、意志の力は1日の中で少しずつすり減っていきます。学校や幼稚園でがんばってきた子どもならなおさら。夕方に「さあ、自分の意志で練習しよう」は、もともとハードルが高いのです。

だから、続かないのは子どもの意志が弱いからではありません。意志に頼るやり方そのものに、無理があるのです。

3.私の場合|「練習しよう」と決めた記憶がほとんどない

私の場合

わたしは3歳でピアノを始め、音楽高校、音楽大学へと進みました。でも振り返ってみると、意志の力でがんばって練習していた、という感覚はほとんどありません。

幼稚園のころの1日は、こんな流れでした。

帰宅→おやつ→遊ぶ→ピアノ→ごはん→お風呂

小学生になると、17時まで外で遊んで、帰ってきて手を洗ったらピアノ、それからごはん。中学生のころは、部活に入らず18時から20時は必ずピアノの時間でした。

どの時期も、ピアノは「〇〇のあと」「〇時から」と、生活の中に場所が決まっていたのです。だから「今日は練習しようかな、どうしようかな」と迷うことがなかった。

そしてもうひとつ。両親はコンクールを強制せず、練習もひとりでやらせてくれていました。横で「練習しなさい」と言われ続けていたら、ピアノは「やらされるもの」になっていたかもしれません。

今、ピアノ講師として思うのは、続けられたのは意志が強かったからではなく、仕組みと環境があったからだということです。

意志が弱いのではなく、仕組みがまだないだけ。

4.今日からできる、意志に頼らない3つの仕組み

仕組み①|「〇〇のあとはピアノ」と順番を決める
おやつのあと、手を洗ったあと、お風呂の前。毎日必ずある行動とピアノをセットにします。「いつ練習する?」と聞かなくても、流れでピアノに向かえるようになります。
例)「帰ってきて手を洗ったら、ピアノを1曲」
仕組み②|「時間」より「最初の1曲」を決める
「30分練習」は、始める前から気が重くなりがち。「まず1曲だけ」とハードルを下げると、座るまでのエネルギーが小さくてすみます。座ってしまえば、そのまま続けて弾くことも多いものです。
例)「最初は大好きな曲を1回弾く」
仕組み③|ピアノを「すぐ弾ける状態」にしておく
ふたを開けておく、楽譜を出しておく、ピアノのまわりを片づけておく。弾くまでの手間をひとつでも減らすことが、環境づくりの基本です。ピアノがリビングから見える場所にあるのも効果的です。
例)「ふたは開けたまま、今週の楽譜は譜面台に」

どの仕組みも、親が毎日声をかける必要がないのがポイント。親がつくるのは「声かけ」ではなく「流れ」と「環境」です。

5.よくある質問

Q.仕組みをつくっても、子どもがピアノに向かいません。
まずは「1曲だけ」「1回だけ」など、さらにハードルを下げてみてください。また、時間帯が子どもの疲れや眠気と重なっていないかも見直してみましょう。それでも難しいときは、曲のレベルや好きな曲が弾けているかを先生に相談するのがおすすめです。
Q.習い事が多くて、ピアノの時間を固定できません。
毎日同じ時刻でなくても、「帰ってきて手を洗ったら」「夕ごはんの前に」など、行動とセットにすれば時刻がずれても続けやすくなります。忙しい日は1曲だけでも十分です。
Q.何歳から仕組みづくりを始めればいい?
ピアノを始めたその日からがおすすめです。小さいうちに「ピアノは毎日の流れの中にあるもの」という感覚ができると、成長してからも続けやすくなります。

6.まとめ

  • ピアノが続くかどうかは、意志の強さではなく「仕組み」で決まる
  • 意志に頼ると、疲れた日・気分が乗らない日に止まってしまう
  • 私の場合、ピアノはいつも「〇〇のあと」「〇時から」と生活の中に場所があった。だから迷わず続けられた
  • 今日からできる仕組み:「〇〇のあと」と順番を決める/最初の1曲を決める/すぐ弾ける状態にしておく
  • 親がつくるのは「声かけ」ではなく「流れ」と「環境」

「うちの子は意志が弱いから」と思っていたなら、今日からその言葉を「まだ仕組みがないだけ」に置きかえてみてください。

毎日の暮らしの中に、ピアノの居場所をひとつつくる。それだけで、「練習しなさい」と言わない毎日は、きっと近づいてきます。

ピアノノギフト 主宰 湖苗美

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