ある本を読んで気づいたこと。私の考えと合わせてお伝えします
最近、子育てに関する本を読んでいて、とても刺さる言葉に出会いました。
「子どもへの感情反応は、子どもの問題じゃなくて、自分の過去から来ていることがある」
ピアノの練習で喧嘩になってしまう。指摘したら子どもが怒った。どうして私はこんなにイライラするんだろう——そんな気持ちを抱えているママに、ぜひ読んでほしい内容です。
この記事では、本の内容(📖)と私自身の考え(🎹)を分けながらお伝えします。
📖 本より(要約)
🎹 私の考え
子どもに必要なものは分かっている。でも、それが難しい
子どもが必要としているものは、愛情・境界線・理解・さまざまな年代の人と遊ぶこと・身体的な接触・そばにいること。これらを全部与えられるなら問題はない。でも実際はそうはいかない。なぜなら、私たち自身が子ども時代に受け継いだものが邪魔をすることがあるから。
この「邪魔」という表現が、すごくリアルだと思いました。時間も体力も限られている中で、さらに自分の過去まで関わってくる。そりゃ難しいよなって。
私自身は両親や家族に恵まれていたと感じているので、「自分がしてもらったことをしたい」という感覚が自然にう湧いてきます。でもそれは私の価値観であって、全員に当てはまるわけじゃない。愛情のかけ方も価値観も、人それぞれ。どれが正しいということでもないと思っています。自分と他人の境界線を普段意識しているのと同じように、子どもにも一人間として関わっていきたいと思っています。
「邪魔」になるのは、フラッシュバックして出てしまう言葉
子どもに何か言うとき、「自分の親にこう言われた」「こんなことをされた」という記憶がよみがえって、当てつけのように子どもに出てしまうことがある。自分が何を受け継いだかを見つめ直すことが大切。
ピアノに関していうと、私は家族からピアノを受け継いでいるので、どうしてもピアノの良さを伝えたくなってしまいます。「そういえば母にこう言われたな」「練習しなくて怒られたな」という記憶がよみがえることも、正直よくあります。
ピアノの練習で子どもに「早く弾きなさい」「ちゃんとやって」と言ってしまうとき、その言葉は自分が言われた言葉がそのまま出てきていることもあるかもしれない。受け継いだ言葉を、気づかずに渡してしまっている。
練習でイライラするのは、子どもの問題じゃないかもしれない
子どもに度を超えた感情反応が出るとき、それは「子どもの問題」ではなく「自分の過去のスイッチが押された」サインかもしれない。ジャングルジムから降りられない子どもに怒鳴ってしまったお母さんの例が本に出てくる。それは「1人でできなかった小さな自分」「助けてもらえなかった自分」への怒りが、目の前の子どもへの反応として出てしまったものだった。
これ、ピアノの練習でもそのまま起きると思っています。子どもが練習をサボったときに猛烈に怒りたくなるのは、「練習しなかった自分を責めていた記憶」が蘇っているからかもしれない。
私はまだ自分の子育てをしたことがないけれど、想像するとき——子どもが練習をサボったら、叱ってしまうのかなと思います。でもそれって、自分が先生や大人に怒られた記憶が私をそうさせるのかもしれない。「1人で自発的に練習できなかった私」「もっと優しく寄り添ってほしかった私」——そういう過去の感情が、今の子どもへの怒りとして出てくることがある。
子どもを怒鳴りながら、実は怒っているのは目の前の子どもじゃなくて、過去の自分自身だったりするんです。
💬 レッスンでよく聞く声
「私が指摘すると急に機嫌が悪くなって、けんかになってしまって。先生の言うことはちゃんと聞くのに、なんで私の言うことは聞かないんだろうって」
この声、本当によく届きます。先生の言うことは聞けるのにママには反発する——これは子どもの問題じゃなくて、「関係性の問題」であることがほとんど。そしてママがイライラする理由も、子どもの練習態度だけじゃなくて、自分の中にある何かが刺激されていることも多い。
「なんで私はこんなにイライラするんだろう」と感じたとき、少し立ち止まって「これは今の問題か、私の過去の問題か」と自分に問いかけてみると、見えてくるものがあるかもしれません。
怒りスイッチはコントロールできる。でもそのために必要なことがある
感情的な反応が出たとき、すぐ行動しないことが大切。少し時間をかけてその出来事について考える。気持ちを静めるために時間を置く。子どもが泣き叫んでいる状態では、アドバイスしても耳に入らない。自分がどの程度反応するかを、子どもの時代を振り返りながら考える。
怒りスイッチは、私の中でオンとオフをコントロールできるもの。これを知っているだけで、少し楽になれると思っています。「こうなってしまう自分はダメだ」じゃなくて、「今スイッチが入ったな」と気づくことが第一歩。
ピアノの練習でイライラしてしまったとき——まず時間を置いてみてください。子どもが練習中にぐずっているとき、その場で指摘し続けても逆効果なことが多い。一度離れて、落ち着いてから「どうしてイライラしたんだろう」と自分に聞いてみる。
🎹 ピアノ練習でイライラしたときに試してほしいこと
- その場ですぐ指摘しない……子どもも親も感情が高ぶっているときは、言葉が届かない
- 「今のイライラはどこから来たか」を後で考える……子どものせいか、自分の過去のスイッチか
- 弾き方の指摘は先生に任せる……ママは「聴く人」でいる。それだけで関係がずっと楽になる
- 「5分弾いたらOK」と決めてしまう……完璧な練習より、けんかにならない時間の方が大切
- 「家で練習できていない」を先生に正直に伝える……その情報があれば、レッスンで対応できる
連鎖は、断ち切れると私は信じています
私たちは子ども時代に受け取った子育てのパターンを、無意識のうちに自分の子どもにも繰り返してしまう。でも「連鎖を断ち切れる」とも言っている。自分の感情の背景にある物語を見つけること、自分の子ども時代を振り返ること、それが第一歩。大切なのは「断絶に気づき、修復すること」。
暴力を受けた子どもが大人になって暴力を振るってしまうように、連鎖は起きるもの理解できます。しかし私は断ち切れると信じています。
自分の感情の背景にある物語を見つけて、ちゃんと言語化すること。「これは子どもの問題じゃなくて、私の過去の問題だ」と気づけること。気づいただけで全部解決するわけじゃないけれど、気づかないまま子どもにぶつけてしまうのと、気づいた上で「ちょっと待って」と自分を止められるのでは、全然違う。
「その子にとって本当に必要なことは、親の私でも分からない」——この言葉が、ずっと頭に残っています。私はピアノを受け継いできたから、ピアノの良さを伝えたくなる。でも、この子が本当に何を必要としているかは、この子にしか分からない。
ピアノの練習で喧嘩になってしまうことも、子どもが反発することも——もしかしたらその感情の背景に、親御さん自身の過去があることもあるかもしれない。だとしたら、それは子どもの問題じゃないし、親御さんのせいでもない。ただ、気づいて、言語化して、少しずつ手放していけたらいいなと思っています。
「家で練習できていない」でも、来てください
「先生、家で全然練習できていなくて…」と申し訳なさそうに来てくれるママが、本当に多いんです。でも、大丈夫です。
喧嘩になってまで練習させるより、喧嘩にならない関係を守る方が大切な時期もあります。毎週レッスンに来てくれている。それで十分。弾き方の指摘はレッスンで私がします。家でのママの役割は「聴いてあげること」「弾けた瞬間を一緒に喜ぶこと」——それだけで十分だと思っています。
そしてもし、練習でイライラしてしまうことがあるなら——それはあなたのせいじゃないかもしれない。自分の過去のスイッチが入っているだけかもしれない。そのことを、少し心に置いておいてもらえたら嬉しいです。
🎹 今日お伝えしたかったこと
- 子どもへの度を超えた感情反応は、子どもの問題ではなく自分の過去のスイッチかもしれない(本より)
- ピアノ練習でイライラするのも、「怒られた記憶」が蘇っているだけのことがある(私の考え)
- 怒りスイッチはコントロールできる。まず気づくことが第一歩(本より)
- 弾き方の指摘は先生に任せて、ママは「聴く人」でいるだけで十分(私の考え)
- 連鎖は断ち切れる。自分の感情の背景を言語化することから始められる(本より+私の考え)
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