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楽譜が読めない子どもへの教え方|ドレミが覚えられない時の5つのステップ

「何回教えても、ドレミが覚えられない」――楽譜を前に固まるわが子に、焦っていませんか?

耳で覚えた曲はすらすら弾けるのに、新しい楽譜になると手が止まる。音符に「ドレミ」を書きこまないと読めない。ピアノを習うお子さんのママ・パパから、とてもよく聞くお悩みです。

この記事では、楽譜が読めない理由と、ドレミが自然に読めるようになる5つのステップをお伝えします。親が楽譜を読めなくても、おうちでできる内容です。

目次
  1. 結論|読譜は「一気に覚える」より「毎日ちょっとずつ」
  2. 楽譜が読めない3つの理由
  3. 私の場合|3歳から始めて、たくさんの子どもを見てきて思うこと
  4. ドレミが読めるようになる5つのステップ
  5. やりがちだけど逆効果なこと
  6. よくある質問
  7. まとめ
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1.結論|読譜は「一気に覚える」より「毎日ちょっとずつ」

楽譜が読めないのは、才能がないからではない。
「読む回数」がまだ足りていないだけ。

楽譜を読むのは、文字を読むのと同じです。ひらがなも、最初から全部すらすら読めた子はいませんよね。何度も目にして、声に出して、少しずつ読めるようになっていきました。

音符も同じ。一度にたくさん覚えようとするより、毎日少しずつ「読む経験」を積み重ねることが、いちばんの近道です。

2.楽譜が読めない3つの理由

理由よくある様子
① 耳で覚えて弾いている先生のお手本を聴いて覚えるので、楽譜を見なくても弾けてしまう
② 音符と鍵盤がつながっていない「ド」はわかるけど、楽譜の「ド」と鍵盤の「ド」が結びつかない
③ 毎回、最初から数えている「ド、レ、ミ、ファ…」と下から数えて、時間がかかって疲れてしまう

①は、実は耳がいい子に多いパターン。決して悪いことではなく、耳の良さはピアノの大きな武器です。ただ、曲がむずかしくなるにつれて、楽譜を読む力も必要になってきます。

3.私の場合|3歳から始めて、たくさんの子どもを見てきて思うこと

私の場合

わたしは3歳でピアノを始めました。3歳の子どもが最初から楽譜を読めるはずもなく、わたしも音で覚えて、弾いて、少しずつ楽譜とつなげていったひとりです。

そして今、ピアノ講師としてこれまで100人以上の子どもたちと向き合ってきて感じるのは、楽譜が読めるようになるタイミングは、本当に一人ひとりちがうということ。早く読めるようになる子もいれば、ゆっくりの子もいます。

でも、ゆっくりだった子が読めないままでいることは、まずありません。大切なのは、「読めない」を責めずに、読む経験を毎日少しずつ重ねること。そうすれば、どの子もちゃんと読めるようになっていきます。

「読めない」のではなく、「まだ読み慣れていない」だけ。

4.ドレミが読めるようになる5つのステップ

STEP1|鍵盤の「ド」を見つける遊びから
まずは鍵盤の上で「ド」を探すことから。黒い鍵盤が2つ並んでいるところの、すぐ左の白い鍵盤が「ド」です。いろいろな高さの「ド」を探すゲームにすると、楽しく覚えられます。 例)「ドはどこにかくれてる?」と、全部のドを探して弾いてみる
STEP2|「目印の音」をつくる
全部の音符を一度に覚えなくて大丈夫。まずはト音記号の「ソ」、ヘ音記号の「ファ」など、楽譜の中に目印になる音をいくつか決めます。そこから「1つ上」「1つ下」とたどれば、毎回下から数えなくてすみます。 例)「真ん中のドは、楽譜の下にぶら下がっている音」と目印にする
STEP3|「線の音」と「間の音」に分けて見る
音符は、線の上にあるか、線と線の間にあるかのどちらか。線→間→線→間と、交互に1つずつ上がっていくしくみがわかると、読むスピードがぐんと上がります。
STEP4|1日1分の「音符カード」
音符カードやアプリで、1日1分だけ音符を読む時間をつくります。長くやる必要はありません。毎日続けることがいちばんの力になります。 例)ピアノの練習を始める前に、カードを5枚だけ読む
STEP5|「ドレミで歌う」
弾く前に、楽譜をドレミで歌ってみる。目で読む・声に出す・耳で聴くがつながって、楽譜と音がしっかり結びつきます。

5.やりがちだけど逆効果なこと

  • 楽譜にドレミを全部書きこむ――最初の手助けとしてはOKですが、ずっと続けると、ドレミの文字だけを読んで音符を見なくなってしまいます。少しずつ減らしていきましょう
  • 「なんで読めないの?」と言う――読譜への苦手意識が強くなり、楽譜を見ること自体が嫌になってしまいます
  • 一度にたくさん覚えさせる――詰め込むより、毎日少しずつのほうが定着します
  • 耳で弾くのを禁止する――耳の良さは大切な力。耳で弾く楽しさは残しながら、楽譜を読む時間も少しずつ増やしていきましょう

6.よくある質問

Q.何歳くらいから楽譜が読めるようになりますか?
個人差がとても大きく、年齢で決まるものではありません。小さいうちは、音で覚えて弾く楽しさを大切にしながら、少しずつ楽譜にふれていけば大丈夫です。
Q.楽譜にドレミを書きこんでもいい?
最初の手助けとしては問題ありません。ただ、ずっと書きこんでいると音符そのものを見なくなるので、目印の音だけ書く、新しい曲だけ書く、など少しずつ減らしていくのがおすすめです。
Q.親が楽譜を読めなくても、サポートできますか?
できます。音符カードを一緒にめくる、ドを探すゲームをする、子どもに「この音なに?」と教えてもらうなど、親が読めなくてもできることはたくさんあります。子どもが先生役になると、かえって覚えが早くなることもあります。

7.まとめ

  • 楽譜が読めないのは才能の問題ではなく、読む経験がまだ足りていないだけ
  • 読めない理由:耳で覚えている/音符と鍵盤がつながっていない/毎回下から数えている
  • 私の場合、3歳から始めて、100人以上の子どもを見てきて思うのは「読めるようになるタイミングは一人ひとりちがう」
  • 5つのステップ:ドを見つける/目印の音/線と間/1日1分のカード/ドレミで歌う
  • ドレミの書きこみはだんだん減らす。「なんで読めないの?」は言わない

楽譜が読めるようになると、子どもは先生のお手本がなくても、自分の力で新しい曲に出会えるようになります。それは、ピアノの世界がぐんと広がる瞬間です。

焦らず、比べず、毎日ちょっとずつ。その積み重ねが、いつか「自分で読めた!」という大きな自信につながります。

ピアノノギフト 主宰 湖苗美

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