私は音楽でしか届けられないものがある、と思っています
突然ですが、今日のお家に音楽はありましたか?
朝ごはんの時間にBGMが流れていたとか。
子どもが鼻歌を歌っていたとか。
誰かがピアノをひとフレーズ弾いていたとか。
……なかったな、という方も多いかもしれません。
それが悪いとは、私には言えないんです。
音楽のない生活を知らない私には、その生活を否定する資格がないとも思っています。
ただ——音楽があることで初めて届く豊かさがある、ということは、自信を持ってお伝えできます。今日は、そのお話をしたいと思います。
「音楽のある生活」って、特別なことじゃないです
「音楽が身近にある生活」と聞くと、なんだか特別な家庭のことのように聞こえてしまうかもしれません。でも私がお伝えしたいのは、コンサートに毎週行くとか、楽器を3つ習うとか、そういうことじゃなくて。もっとずっと、日常のちいさなことです。
「音楽が身近にある」の、ちいさな例
🎵 こんな日常が「音楽のある生活」です
- 朝ごはんの時間に、好きな曲をそっとかける
- 子どもが鼻歌を歌っていたら、一緒に口ずさむ
- 車の中で、一緒に歌える曲をかける
- 寝る前に、短い曲を一曲弾いてあげる
- 子どもが弾いた音を、ちゃんと聴いてあげる
- 「この曲、なんか好きだな」という感覚を大切にする
特別なことは、一つもないですよね。でもこういうちいさな積み重ねが、子どもの日常に「音楽というものがある」という感覚を静かに育ててくれます。
同じ朝なのに——情景で想像してみてください
少しだけ、想像してみてもらえますか。これはどちらが正しいという話じゃなくて、ただ「違う」ということを感じてもらえたら。
朝の風景、並べてみると
7時。キッチンからやわらかいピアノの音が流れている。
子どもがリビングに来て、「この曲なんだっけ」と聞いてくる。
「ドビュッシーだよ」「ふーん」——それだけで、会話がひとつ生まれる。
朝ごはんを食べながら、子どもが足でリズムをとっている。
「今日はレッスンの日だっけ」「うん、あの曲弾きたい」
なんとなく、家の中があたたかい。
7時。テレビのニュースが流れている。
子どもはスマホで動画を見ながら朝ごはんを食べている。
「早くしなさい」「うん」——それだけの会話。
子どもが「今日学校いやだな」とつぶやく。
「なんで?」「別に……」
家の中は、静かなような、でもどこかざわざわしているような。
「音楽のない朝」を否定したいわけじゃないんです。私自身、音楽のない生活を体験したことがないから、正直わからない部分もあります。ただ、読んでみて何か感じるものがありませんでしたか。音楽って、家の中の空気をやわらかくする力があると思っていて。言葉にしにくいけれど、「温度感」みたいなものが変わってくる気がします。
音楽があることで、子どもの中に育ちやすいもの
感覚的な話だけじゃなくて、具体的にどんな違いが生まれるかもお伝えしますね。これは毎日レッスンでお子さんたちと向き合う中で、私が実感していることです。
① 感情に「名前」をつけられるようになる
音楽には、言葉にならない感情を表す力があります。「悲しい」「嬉しい」「なんとなくモヤモヤする」——そういう気持ちを音楽を通じて感じ取る体験を重ねた子は、自分の感情に気づいて、言葉にする力が育ちやすいんです。
「あの曲を弾くと、なんか泣きたくなる」「この曲は元気が出る」——そういう感覚を大切にしている子は、友達が悲しんでいるときに「なんか、つらそうだね」と気づける子になっていきます。
② 「聴く力」が育つ
音楽を日常的に聴いている子どもは、耳が育ちます。これは音楽の上手い下手の話じゃなくて、人の話をちゃんと聴く力にも繋がっています。音の微妙なニュアンスを聴き取る訓練は、「この人、なんかいつもと声が違う」「先生の言い方がちょっと違った」という、言葉の裏を読む力を育てます。
③ 「ひとつのことをやり遂げる」体験が積み重なる
特にピアノのような楽器演奏は、1曲を仕上げるまでに何度も繰り返し練習します。これが今の時代、本当に貴重な体験で。動画もゲームも、すぐ次へ切り替わる設計になっている中で、ひとつのことに向かい続けて完成させる体験を積んでいる子とそうでない子では、学習への向き合い方が変わってきます。
④ 「表現することへの抵抗感」が自然と下がる
音楽のある家庭で育った子は、「自分の気持ちを外に出すこと」への抵抗が比較的少ない傾向があると感じています。歌ったり、弾いたり、踊ったり——「表現する」ことを日常的にしている子は、発表の場でも、自己紹介でも、自分を出すことを怖がりにくくなります。
💬 Fさん(9歳のお子さんのママ)
「ピアノを始めてから、学校の音楽の授業が楽しくなったって言うようになって。それだけじゃなくて、なんか全体的に自信が出てきた気がするんです。前より堂々としていて」
正直に言います——音楽のない生活を、私には否定できません
ここで、少し正直なことをお話しさせてください。
私は音楽のない生活を体験したことがないので、そこにどんな豊かさがあるのかを、本当の意味では知りません。音楽がなければなかったで、別の何かが育まれていたかもしれないし、また違った形の豊かさがあるのかもしれない。
だから「音楽がないとダメだ」とは、言えないんです。そんな資格が私にはないとも思っています。
ただ——音楽でしか届けられない豊かさがあるということは、自信を持って言えます。それは毎日レッスンでお子さんたちと向き合う中で、ずっと感じてきたことだから。
音楽にしか届けられない、その豊かさとは
うまく言葉にするのが難しいんですけど——音楽って、感情と身体と思考が同時に動く、すごく特別な体験だと思っていて。
悲しい曲を弾きながら、心のどこかがじんとする。嬉しい曲を奏でながら、自然と体が動き出す。弾けなかった曲がある日弾けて、涙が出そうになる。——こういう体験って、音楽じゃないと届かないんです。
言語でも、スポーツでも、勉強でも代わりにならない。音楽が人の感性に触れる場所は、他のどんな体験とも少し違うと、私は思っています。
「なんとなく気になっているけど、踏み出せていない」方へ
この記事を読んでくださっている方の中には、「音楽、いいなと思ってはいるんだけど……」という方が多いんじゃないかなと思っています。そういう方に、少しだけ聞いてもらえますか。
踏み出せない理由、こんなことが多いですよね
💭 よく聞く「踏み出せない理由」
- 「続けられるかどうか不安で」……まず続けることを目標にしなくていいです
- 「親が音楽をやっていないから」……関係ないです。一緒に聴くだけで十分です
- 「費用がかかりそうで」……まず体験レッスンだけ。それだけでも全然違います
- 「子どもが興味あるかわからなくて」……実際に音を出してみるまで、子どももわかりません
「なんとなく気になっている」という感覚、それで十分だと思っています。その「なんとなく」は、たぶん間違っていないです。
今日から、小さく始める3つのこと
1
朝か夜、10分だけ音楽をかけてみる
ジャンルは何でもいいです。クラシックじゃなくてもいい。子どもが「なにこれ」と聞いてきたら、それがもう音楽との対話の始まりです。
2
子どもが鼻歌を歌っていたら、一緒に歌ってみる
うまくなくていい。音程が合わなくてもいい。「一緒に音楽を楽しんでいいんだ」という空気をつくることが、まず大切です。
3
体験レッスンで、「自分で音を出す」体験を届けてみる
聴くだけとは全然違います。弾けなくていい。音が出た瞬間の顔を、ぜひ見てください。それが、音楽のある生活の入り口になります。
💬 Gさん(音楽経験のなかったママ)
「私、楽器も何もやったことなくて。でも子どもが体験レッスンで初めて音を出したとき、なんか私まで泣きそうになって。その日の夜、子どもが家でずっと鼻歌を歌っていたんです。それだけで来てよかったと思いました」
「音楽でしか届けられない豊かさ」が、この世界にはあります
音楽のない生活を否定したいわけじゃないし、音楽さえあれば何でも解決とも思っていません。
ただ、毎日子どもたちと音楽の中で過ごしている私が確かに感じること——それは、音楽には、他の何かでは代わりにならない、その子だけの感性に触れる瞬間があるということです。
弾けた瞬間の顔。音に感情を乗せて表現できた瞬間の目の輝き。「この曲好き」と言った時のやわらかい声。——そういう瞬間を、私はこの仕事を通じてたくさん見てきました。
「なんとなく気になっている」という方が、この記事を読んでいてくれているなら。その感覚を、少しだけ信じてみてほしいなと思っています。
🎹 この記事でお伝えしたこと
- 「音楽のある生活」は特別なことじゃなく、日常のちいさな積み重ねでつくれる
- 音楽が身近にある子は、感情への気づき・聴く力・やり遂げる力が育ちやすい
- 音楽のない生活を否定したいわけじゃない。でも音楽でしか届けられない豊かさがある
- 「なんとなく気になっている」という感覚は、たぶん間違っていない
- まず体験レッスンで、お子さんが音を出す瞬間を見てみてください
♩ ♪ ♫ ♬
🎹
「なんとなく気になっている」
その感覚を、信じてみてください。
うまく弾けなくていい。音楽に詳しくなくていい。
体験レッスンで、お子さんが初めて音を出す瞬間を
一緒に見ていただけたら、それだけで十分です。
その一音が、お家の空気を少し変えてくれると思っています。 🎵 無料体験レッスンを予約する
※所要時間約30分+説明約10分、完全予約制


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