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寝かしつけに音楽は効果ある?赤ちゃんが眠りやすい曲の選び方

抱っこしても、授乳しても、なかなか寝てくれない。
「寝かしつけに音楽がいい」と聞くけれど、本当に効果はあるの? どんな曲を選べばいいの?
そんな毎晩の悩みを抱えるお母さん・お父さんへ。
子ども専門のピアノ講師であり、0歳の息子を育てる母でもある私が、寝かしつけと音楽の関係、眠りやすい曲の選び方、取り入れるときの注意点をまとめました。

結論:音楽は「すぐ眠らせる魔法」ではありませんが、眠りへの合図として助けになります。

・ゆったりした歌いかけには、赤ちゃんをリラックスさせる力がある

・毎晩同じ曲をくり返すと、「これを聴いたら眠る時間」という合図になる

・選ぶなら、ゆっくりしたテンポ・シンプルなメロディ・やさしい音色の曲

流すときは小さめの音量で、赤ちゃんから離して使うのがポイントです。

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寝かしつけに音楽は効果がある?

歌いかけには、赤ちゃんを落ち着かせる力がある

ハーバード大学の研究チームの実験では、世界各地の子守唄を赤ちゃんに聴かせたところ、聞いたことのない外国語の子守唄でも、心拍数が下がるなどリラックスした反応が見られました。言葉がわからなくても、ゆったりとした歌には赤ちゃんを落ち着かせる力があるようです。

参考:Harvard Gazette(2020)

くり返しが「眠る時間」の合図になる

毎晩同じ流れで、同じ歌を聴く。この「いつもと同じ」が、赤ちゃんにとっての安心になり、だんだんと「この歌が聴こえたら眠る時間」という合図になっていきます。

ただし、音楽は「魔法」ではない

音楽を流せば必ず眠る、というわけではありません。お腹がすいている、暑い、おむつが気持ち悪い、眠くなりすぎて興奮している……眠れない理由はさまざまです。音楽は、眠りに向かう時間を穏やかにする「助け」のひとつと考えてください。

赤ちゃんが眠りやすい曲の5つの特徴

① テンポがゆっくり(ゆっくり歩くくらいの速さ)

② メロディがシンプルで、くり返しが多い

③ 音の高さの上がり下がりが少なく、穏やか

④ 音色がやわらかい(歌声、オルゴール、ピアノなど)

⑤ 急に大きくなる音や、激しいリズムがない

ピアノ講師の目線で付け加えると、「長調でも短調でもいいけれど、終わりに向かって静かになっていく曲」は、眠りに向かう流れと重なって心地よく感じられることが多いです。

寝かしつけにおすすめの曲のジャンル

ジャンルたとえばポイント
日本の子守唄・童謡「ゆりかごの歌」「江戸子守唄」など覚えやすく、親が自分で歌いやすい
クラシックの子守歌ブラームスやシューベルトの「子守歌」ゆったりしたテンポで、旋律が美しい
オルゴール好きな曲のオルゴールアレンジ音色がやわらかく、刺激が少ない
静かなピアノ曲サティ「ジムノペディ」など大人もリラックスできる
親が好きな歌ママ・パパのお気に入りをゆっくり歌う心をこめて歌える曲がいちばん

いちばんのおすすめは、親自身が「歌っていて心地よい」と感じる曲です。親がリラックスしていると、その空気は赤ちゃんにも伝わります。

音楽を使った寝かしつけルーティン

音楽の力をいかすには、毎晩の流れの中に組み込むのがコツです。

ステップやること
1. 体を整える沐浴やお風呂、着替え、おむつ替え
2. 授乳・ミルクお腹を満たして落ち着く
3. 部屋を暗くする照明を落とし、テレビやスマホの光を消す
4. いつもの歌抱っこやトントンをしながら、毎晩同じ歌を歌う・流す
5. 静かに見守る歌い終わったら、話しかけずにそっと見守る

はじめのうちは効果を感じにくくても、くり返すうちに「この流れのあとは眠る時間」と、赤ちゃんの体が覚えていきます。

音楽を流すときの注意点

・音量は小さめに。静かな会話より小さいくらいを目安に

・スピーカーやスマホは、赤ちゃんの頭のそばやベッドの中に置かない

・イヤホンやヘッドホンは使わない

・一晩中大きな音で流し続けず、タイマーを活用する

・スマホの画面の光が赤ちゃんの目に入らないようにする

ホワイトノイズ(「シャー」という一定の音)で落ち着く赤ちゃんもいますが、こちらも同じく、音量は小さめにし、赤ちゃんから離して使いましょう。

音楽を使っても寝ないときは

音楽を試してもなかなか寝てくれない夜もあります。そんなときは、

  • お腹がすいていないか、暑すぎ・寒すぎないか、おむつは大丈夫か確認する
  • あくびや目をこする、ぼーっとするなど「眠いサイン」を見逃していないか振り返る
  • 部屋の明るさや音など、環境を見直す
  • そして何より、親が休めるように、家族と交代する

寝かしつけがうまくいかないのは、あなたのせいではありません。赤ちゃんの眠りは、日によっても、月齢によっても変わっていくものです。

私の息子も、沐浴のあとすぐに眠れる日もあれば、夜中にぱっちり目を覚ましている日もあります。
夜9時から朝3時まで続けて眠ってくれた日には、思わず喜んでしまいました。でも、同じようにしても眠らない夜もある。
だから私は、寝かしつけの音楽を「眠らせるための道具」ではなく、「眠りに向かう時間を、親子で穏やかに過ごすための合図」だと思っています。
眠ってくれなくても、歌っている間は、この子と私だけの静かな時間。そう思えると、夜の寝かしつけが少しだけやさしい時間に変わります。

よくある質問

寝かしつけの音楽は、いつから使えますか?
新生児のころから使えます。小さめの音量で、抱っこしながら歌いかけるところから始めてみてください。
毎晩同じ曲のほうがいいですか?
はい、同じ曲をくり返すと「眠る時間の合図」になりやすくなります。いくつか候補を試して、赤ちゃんが落ち着く曲を見つけましょう。
音楽は朝までかけっぱなしでもいいですか?
一晩中大きな音で流し続けるのは避けましょう。小さめの音量にし、タイマーを使って眠ったら止まるようにするのがおすすめです。
親が歌うのと、音源を流すのとどちらがいいですか?
どちらでもかまいませんが、親の生の声は、赤ちゃんにとって特別な安心感があります。疲れている日は音源に頼っても大丈夫です。
音楽を流しても寝ないのはなぜですか?
空腹、暑さ、おむつの不快感、眠くなりすぎて興奮しているなど、さまざまな理由があります。音楽はあくまで助けのひとつと考え、赤ちゃんの様子や環境を見直してみてください。

まとめ

  • ゆったりした歌には赤ちゃんをリラックスさせる力がある
  • 毎晩同じ曲をくり返すと「眠る時間」の合図になる
  • テンポがゆっくりで、シンプルで、やわらかい音色の曲を選ぶ
  • 音量は小さめ、赤ちゃんから離して、タイマーを活用
  • 寝ない夜があっても大丈夫。音楽は魔法ではなく、親子の穏やかな時間の合図
ピアノノギフトでは、0歳からの「おうちで楽しむ音楽」を大切にしています。
寝かしつけや赤ちゃんとの音楽の時間のこと、どうぞお気軽にご相談ください。
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