「私、ピアノが嫌いだったんです」
体験レッスンの前に、そう打ち明けてくれるママがいます。
子どもの頃、無理やり練習させられた。先生が怖かった。弾けないと怒られた。発表会が苦痛だった。
それでも、自分の子どもにはピアノを習わせたいと思って、ここに来てくれている。
その気持ちの中に、私はとても大切なものが詰まっていると思うんです。
ピアノが嫌いになった理由
ピアノが嫌いだったと話してくれるママたちの経験は、驚くほど似ています。
練習が「義務」だった
毎日30分、練習しなさい。練習しないとレッスンに行っちゃダメ。
弾きたいから弾くのではなく、怒られないために弾く。そうなった瞬間、ピアノは「楽しいこと」ではなく「やらなきゃいけないこと」に変わってしまいます。
子どもの頃の記憶で「ピアノ=苦痛」がセットになってしまうと、大人になっても鍵盤を見るだけで胸がぎゅっとなる。そういうママは少なくありません。
先生との相性が合わなかった
「間違えるとため息をつかれた」「できないと不機嫌になる先生だった」「レッスンの日が来るのが怖かった」
先生は一生懸命教えていたのかもしれません。でも、子どもにとっては「怒られる場所」になってしまった。
ピアノそのものが嫌いになったのではなく、ピアノにまつわる体験が嫌いになった。その違いに、大人になってから気づくママもいます。
「比べられる」のがつらかった
「○○ちゃんはもうソナチネなのに」「あなたはまだこの曲?」
悪気のない一言が、子どもの心に深く刺さることがあります。
自分のペースで楽しんでいたはずなのに、いつの間にか他の子との競争になっていた。弾けることよりも、弾けないことばかりが気になるようになった。
音楽は、本来比べるものではないはずなのに。
それでも「習わせたい」と思う理由
ピアノが嫌いだったのに、自分の子どもにはピアノを習わせたい。
この一見矛盾した気持ちの中に、ママたちの本音があります。
ママたちの声
「ピアノは嫌いだったけど、音楽自体は嫌いじゃなかった。好きな曲を聴くと今でも心が動く。子どもにもその感覚を知ってほしい」
「大人になって、ピアノを弾ける人を見ると羨ましいと思う。続けていれば今ごろ弾けたのかな、って」
「嫌いになったのはピアノじゃなくて、あの環境だった。環境さえ違えば、好きになれたかもしれないと思う」
ピアノが嫌いだったママほど、「どんな教室で習うか」がいかに大切かを、身をもって知っています。
だからこそ、自分の子どもには同じ思いをさせたくない。
自分が味わえなかった「ピアノって楽しい」という体験を、子どもには届けたい。
「嫌いだった」の裏側にあるのは、「本当は好きになりたかった」という気持ちです。
ママの「嫌いだった」を、私は絶対に否定しない
体験レッスンで「ピアノが嫌いだった」と話してくれるママに、私は「そんなことないですよ」とは言いません。
その気持ちは、本物だからです。
嫌いになったのは、ママのせいじゃない
ピアノが嫌いになったのは、ママが悪かったわけでも、才能がなかったわけでもありません。
ただ、その時の環境が合わなかっただけ。先生との相性、練習の強制、競争的な雰囲気。子どもだった自分にはどうすることもできなかった。
でも今、大人になったあなたは、自分の子どもに「違う体験」を選んであげることができます。あの頃の自分にはできなかったことが、今のあなたにはできるんです。
「嫌いだった」からこそ、選べるものがある
ピアノが楽しかったママは、自分の経験をそのまま子どもに渡せます。それは素敵なことです。
でも、ピアノが嫌いだったママには、別の強さがあります。
「こういう教え方は子どもを追い詰める」「こういう雰囲気は楽しくない」ということを、体験として知っている。だから、本当に子どもに合う場所を見極める目を持っています。
嫌いだった経験は、無駄ではありません。それは、あなたの子どもを守る知恵になっています。
ピアノノギフトが目指していること
私がピアノノギフトをつくった理由のひとつは、まさにこれです。
ピアノが嫌いだったママが、「ここなら大丈夫かもしれない」と思える教室をつくること。
練習を強制しません。弾けないことを責めません。他の子と比べません。
子どもが「やりたい」と思ったことを尊重して、「できた」を一緒に喜ぶ。それだけを、丁寧に続けています。
ママにも、もう一度ピアノを好きになってほしい
レッスンを続けているうちに、不思議なことが起きることがあります。
子どもが楽しそうにピアノを弾いている姿を見て、ママ自身が「ピアノって、こんなに楽しいものだったんだ」と感じ始めるんです。
子どもが家で弾いている曲を聴いて、気づいたら口ずさんでいた。発表会で我が子の演奏を聴いて、涙が出た。
子どものピアノを通して、ママ自身の中にある「音楽が好き」という気持ちが、もう一度目を覚ますことがあります。
それは、ママが子どもの頃に封じ込めた気持ちが、ようやく解放される瞬間でもあるんです。
ママを救いたい、と思っていること
大げさに聞こえるかもしれません。でも、私は本気でそう思っています。
子どもにピアノを教えることは、ママを救うことでもある。
ママが抱えている「あの頃の傷」
ピアノが嫌いだったママは、ピアノだけが嫌いなわけじゃないことがあります。
「自分は何をやってもダメだった」「最後まで続けられなかった」「親の期待に応えられなかった」
子どもの頃のピアノの経験が、自分自身への自信のなさにつながっていることがあるんです。
でも、自分の子どもが楽しそうにピアノを弾いている姿を見ると、少しずつ何かが変わります。「私が嫌いだったものを、この子は楽しんでいる。私の選択は間違ってなかった」。そう思えることが、ママ自身の心を少し軽くしてくれます。
子どものピアノを通して、ママ自身が癒される。それは、私がレッスンの現場で何度も見てきた光景です。
ピアノノギフトは、子どもの教室です。でも、ママのための場所でもありたいと思っています。
ピアノが嫌いだったあの頃の自分に、「大丈夫だよ、あなたは悪くなかったよ」と伝えてあげられる場所に。
「ピアノが嫌いだった」あなたへ
あなたがピアノを嫌いになったのは、あなたのせいじゃありません。
そして、嫌いだったのに子どもにはピアノを習わせたいと思っている。その気持ちは、矛盾なんかじゃありません。
「本当は好きになりたかった」「子どもには楽しんでほしい」──その想いを持って教室を探しているあなたは、とても素敵なお母さんです。
ピアノノギフトは、あなたのような方のために存在しています。
お子さんが楽しそうにピアノを弾く姿を、ぜひ一度見に来てください。
もしかしたら、あなた自身の中にある「音楽が好き」も、もう一度動き出すかもしれません。
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