お子さんにピアノを習わせたいと思ったとき、こんなことが頭をよぎりませんでしたか。
「練習しなさい」って、毎日言うことになるのかな。
コンクールとか発表会で、他の子と比べてしまいそう。
そもそも、うちの子に向いてるかもわからない。
その気持ち、とてもよくわかります。
今日は、私がピアノ教室をやっていく上で、いちばん大切にしていることをお話しさせてください。
私が目指しているピアノ教育のこと
私は3歳からピアノを始めて、26年が経ちました。
今はピアノの先生として、子どもたちと毎日音楽に触れています。
26年ピアノを続けてきて、たくさんの教室を見てきて、たくさんの先生に出会ってきて。ひとつ、確信していることがあります。
ピアノ教育で、いちばん大切なことは「弾けるようになること」じゃない。「ピアノって楽しい」と心から思えること。
技術は、楽しさの後からついてくるものです。
でも、楽しさは、一度失ったら戻ってこないかもしれない。
だから私は、「楽しい」を最初に持ってくるピアノ教育を、子どもたちに届けたいと思っています。
私が大切にしている5つのこと
01
「弾ける」より「弾きたい」を育てる
ピアノのレッスンでいちばん嬉しい瞬間は、子どもが「先生、この曲やりたい!」と自分から言ってくれるときです。
「弾けるようにさせる」ことを目標にすると、練習は義務になります。でも「弾きたい」が先にあると、練習は自分の意思になる。
同じ練習でも、子どもの顔がまるで違います。
だから、私のレッスンでは「この曲を弾けるようになりなさい」ではなく、「どんな音を出したい?」から始めるようにしています。
弾けた・弾けないで評価するのではなく、「やってみたい」を引き出す。それが、長く続くピアノの出発点だと思っています。
02
楽譜が読めなくても、音楽は始められる
「うちの子、楽譜が読めないんですけど大丈夫ですか?」と聞かれることがあります。
大丈夫です。むしろ、最初から楽譜を読むことにこだわらなくていいと思っています。
子どもは耳がとても良いです。聴いた音をそのまま鍵盤で探して、自分で見つけることができます。その「見つけた!」の瞬間に、音楽の楽しさが詰まっています。
楽譜は、音楽を楽しむための道具のひとつ。道具の使い方を先に教えるより、まず「音を出すって楽しい」を体で感じてもらうことのほうが大切です。
楽譜を読む力は、音楽を好きになった子には自然とついてきます。順番が大事なんです。
03
比べない。一人ひとりのペースで
「あの子はもうあんな曲を弾いているのに、うちの子は…」
そう思ってしまうこと、ありますよね。親として、心配になるのは当然のことです。
でも、ピアノの上達は本当に人それぞれです。3ヶ月で一気に伸びる子もいれば、1年かけてじっくり力をつけていく子もいます。どちらが良いとか悪いとかではありません。
大切なのは、その子自身の「昨日の自分」と比べること。
先週弾けなかったところが弾けるようになった。それだけで、十分すごいことです。私はレッスンのたびに、その子の小さな成長をいっしょに喜ぶようにしています。
他の子と比べて焦るより、「あなたはあなたのペースでいいんだよ」と伝えてあげたい。それが、自信を育てることにつながると信じています。
04
ピアノ教室を「居場所」にしたい
ピアノ教室は、ピアノを習う場所。それは当然のことです。
でも私は、それだけじゃない場所にしたいと思っています。
子どもにとって、学校でも家でもない「もうひとつの居場所」。先生や他の生徒さんと音楽を通じてつながれる場所。発表会で、弾いている子も聴いている家族も、みんなが同じ空間で音楽を共有できる時間。
レッスンに来るだけで、なんだかほっとする。「ここに来ると楽しい」と思ってもらえる。
そういう教室が、子どもの心の土台をつくると思っています。ピアノの技術だけじゃなくて、「自分には安心できる場所がある」という感覚。それは、大人になってからも子どもを支えてくれるものです。
05
一人でも多くの子どもに、音楽を届けたい
住んでいる場所や環境によって、ピアノを習う機会に差があるのが現実です。
近くに教室がない。送り迎えが難しい。いい先生が見つからない。そういう理由で、ピアノを始められない子がいます。
私は、その壁をなくしたいと思っています。
オンラインレッスンや、動画コンテンツ、SNSでの発信。使えるものは全部使って、「ピアノって楽しい」を届けられる範囲を広げていきたい。
ピアノを始めるのに、特別な才能はいりません。特別な環境もいりません。鍵盤があって、「やってみたい」という気持ちがあれば、それで十分です。
年齢も場所も、音楽を楽しむ障壁にはならない。その当たり前を、ちゃんと当たり前にしたい。それが、私のいちばん大きな目標です。
なぜ、この想いを持つようになったか
26年間ピアノを続けて、気づいたこと
私自身、3歳からピアノを始めました。楽しかった時期も、辛かった時期もあります。
練習が嫌でたまらない日もありました。コンクールの結果に落ち込んだこともあります。
でも、26年経った今、いちばん心に残っているのは「成績」や「結果」ではありませんでした。
小学校の音楽会で、体育館中にピアノの音が響いたときの感覚。学年全員が一体になったあの瞬間。弾いていて、心から「楽しい」と感じた体験。
それが、私がピアノを続けてきた理由であり、今ピアノの先生をしている原点です。
だからこそ、子どもたちにも同じことを伝えたい。ピアノは、結果を出すためのものではなく、人生を豊かにしてくれるものだということを。
これからのピアノノギフト
ピアノノギフトは、まだ小さな教室です。
でも、目指しているのは「小さなピアノ教室」ではありません。
「ピアノって楽しい」を、日本中の子どもたちに届けること。
教室に通ってくれている子どもたち。オンラインでつながっている子どもたち。SNSやブログを見て「うちの子にも」と思ってくれたお母さん、お父さん。
ひとりひとりとの出会いを大切にしながら、「音楽がある人生って、こんなに楽しいんだ」と感じてくれる子どもを、一人でも増やしていきたい。
技術よりも楽しさを。結果よりも過程を。比較よりも、その子自身の成長を。
それが、ピアノノギフトがこれからも大切にしていくことです。
お子さんの「やってみたい」を、大切にしてほしい
もし今、お子さんがピアノに少しでも興味を持っているなら。
「向いてるかな」「続くかな」と迷う前に、まず触れさせてあげてください。
鍵盤を押して、音が出る。それだけで目を輝かせる子がいます。その瞬間が、音楽との出会いです。
才能があるかどうかは、関係ありません。「やってみたい」と思った気持ちそのものが、お子さんにとって大切な種です。
その種を、いっしょに育てていけたら嬉しいです。

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