はじめまして。ピアノノギフト代表のKonamiです。
「なんでピアノノギフトっていう名前なんですか?」と聞かれることがあります。
その答えは、私自身の人生の歩みの中にあります。
少し長くなりますが、この教室に込めた想いをお話しさせてください。
私の原点は、とてもシンプルなものでした。
小さい頃、ピアノを弾くと家族が喜んでくれた。ごはんをおいしそうに食べたら、周りの人が笑顔になってくれた。
「人に喜ばれること」が、私にとっていちばんの幸せだったのです。
夢を叶えた日、そして迷い始めた日
私には小さい頃からずっと憧れていた、大きな舞台がありました。
その夢が叶ったのは、大学生のとき。幼い頃に抱いていた壮大な夢が、現実になった瞬間でした。
でも、夢が叶ったその日から、私は少しずつ迷い始めました。
周りの人たちは「次はこうでしょ」と、当たり前のように次のステップを示してくれました。留学、指導者の道、もっと上を目指す道。
けれど、その道がどうしても、自分の心にフィットしませんでした。
音楽を突き詰めている人たちには、「自分の世界観を表現したい」という確固たる想いがありました。でも私の場合、頑張れる原動力はいつも「自分の中」ではなく「聴いてくれる相手」にあったのです。
演奏家として自発的な世界観を持てない自分に、どこか後ろめたさを感じていました。
何をしても見つからなかった「答え」
「私には何が向いているんだろう」。そこから長い旅が始まりました。
作曲の道を志して、DTMやポップス系の音楽制作を学びました。音楽プロデューサーという職業を知り、会社に就職もしてみました。
動画編集、音声編集、子ども向けグッズの仕事。ベースを習ってバンドを組もうとしたこともあります。
本当にいろんなことにチャレンジしました。いろんな人に会い、いろんな世界を覗きました。
でも、何をやっても「これだ」という感覚にたどり着けない。体調を崩してお休みする時期もありました。
今振り返ると、きっと体が教えてくれていたのだと思います。「あなたの本当の場所は、ここじゃないよ」と。
ただ、どんなに迷っていた時期も、ピアノの先生だけはずっと続けていました。会社に勤めていたときも、平日の仕事のあとに子どもや大人のレッスンをして、土日もレッスンをして。やめようと思ったことは、一度もありませんでした。
涙が教えてくれたこと
転機は、ある大切な人への「贈り物」を作ったときに訪れました。
その頃、独学で動画編集を始めていた私は、思いつきでピアノの生演奏と動画を組み合わせた映像を作り、プレゼントしたのです。
受け取った方が、涙を流して喜んでくれました。
そのご家族も、私の家族も、周りの人みんなが泣いて喜んでくれた。
「こんなに泣いて喜んでもらえることが、私にもできるんだ」。
その瞬間の高揚感は、今でも忘れられません。ものすごく大変だったはずなのに、そんなことはどうでもよくなるくらい、ただただ嬉しかった。
そのとき、すべてがつながりました。
私がずっと求めていたものは、「人に喜ばれる」こと。そしてその手段は、やっぱりピアノだったのです。
演奏家として自分の世界観を発信したいのではなく、目の前の人に「贈り物」として届けたい。その感覚が、はじめてぴったりと胸に収まりました。
ピアノノギフトに込めた想い
「ピアノノギフト」という名前は、そのまま私の想いです。
ピアノを、あなたへの贈り物として届けたい。
生徒さんに「先生ありがとう」と言われた瞬間が、私はいちばん嬉しい。目の前のお子さんにプレゼントするような気持ちで、一回一回のレッスンをしています。
この活動を始めたとき、妊娠がわかりました。母としてのエネルギーが加わって、「子どもたちのために」という気持ちが何倍にも大きくなりました。
人は生まれたら、いつかは旅立ちます。だからこそ、「今日という一日をどれだけ豊かに生きられたか」の積み重ねが、人生を作ると思っています。
振り返ったときに「あの瞬間、幸せだったな」と思える記憶がたくさんあること。それが、後悔なく生きるということなのかもしれません。
山あり谷ありで構わない。むしろ、谷の時間があるからこそ、次のジャンプの踏み込みになる。私自身がそう生きてきたから、自信を持ってそう言えます。
お子さんの「才能の種」を見つけたい
ピアノノギフトのレッスンでいちばん大切にしていることがあります。
それは、お子さんの中にある「才能の種」を見つけることです。
ピアノが育てるものは、演奏の技術だけではありません。集中力、忍耐力、表現する力、踏ん張る力。レッスンの中で、その子だけの特性が少しずつ見えてきます。
もしかしたら、それは突発的に頑張れる瞬間の爆発力かもしれない。じわじわと地道に積み上げられる粘り強さかもしれない。
私は、ピアノを通じて見つけた「自分だけの強み」が、音楽から離れたあとの人生でもきっと役に立つと信じています。
だから、もしお子さんにとっての本当のギフトがピアノではなく、絵や言葉や別の何かだとわかったとしても、それでいいのです。大切なのは、「自分にはこれがある」と気づけること。ピアノは、そのきっかけになれる習い事だと思っています。
お子さんがもともと持っている才能の種に気づかせてあげたい。そして、その種を一緒に育てていきたい。
それが、ピアノノギフトのいちばん深いところにある願いです。
すべての出会いに感謝を込めて
ピアノノギフトにたどり着くまでに、私はたくさんの回り道をしました。
でも、その一つひとつが今の私を作ってくれています。
人に喜んでもらえることに没頭できる人生は、本当に幸せです。
それが「たまたま音楽だった」だけかもしれません。でも、小さい頃に周りの人が与えてくれたものが音楽だったから、私にはもうこれしかない。だから、ピアノノギフトなのです。
動画を見てくださる方、お子さんを信頼して預けてくださる親御さん、支えてくれる家族、背中を押してくれた友人、導いてくれた恩師。出会ったすべての人のおかげで、今の私がいます。
その感謝を忘れず、私ができることを最大限、子どもたちに届けていきます。
お子さんが持っている才能の種を一緒に見つけて、一緒に育てて、「贈り物」として届ける。それが、ピアノノギフトです。

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