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ピアノでふざける子ども、どう叱ればいい?──「ふざける」の裏にある本当の気持ち

ピアノの練習中に、ふざけてぜんぜん弾かない。

わざと変な音を出して笑っている。注意しても聞かない。

「どう叱ればいいかわからない」「叱ったら音楽が嫌いになりそうで怖い」。

そんなお悩みを持つママに、幼稚園で何百人もの子どもたちと向き合ってきた私が、現場で学んだことをお伝えします。

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ふざけているように見えて、実は──

結論から言うと、「ふざけている」ように見える子どものほとんどは、本当にふざけているわけではありません。

幼稚園で何百人もの子どもたちを見てきて、これは確信を持って言えます。

「ふざける」の裏にある4つの気持ち

① 難しくてどうしていいかわからない。できない自分を見せたくなくて、ふざけてごまかしている。

② 疲れている、眠い、お腹が空いている。集中できるコンディションじゃない。

③ ママや先生にもっと注目してほしい。「こっちを見て」のサイン。

④ 音を出すこと自体が楽しくて、「探検」している。これはふざけているのではなく、音への好奇心。

お子さんがふざけているとき、まず「この子は今、どの気持ちなんだろう?」と一瞬だけ考えてみてください。それだけで、かける言葉が変わってきます。

「叱る」の前に試してほしいこと

ふざける子どもに「ちゃんとしなさい」と言いたくなる気持ち、すごくわかります。でも、叱る前にできることがいくつかあります。

① 難易度を下げてみる

ふざけ始めたタイミングを思い返してみてください。新しい曲に入ったとき、難しいフレーズにさしかかったとき、ではありませんか?

「できない」を「ふざける」で隠している子はとても多いです。

そういうときは、一段階やさしいことに戻す。前にできた曲を弾かせてみる。「できた!」の感覚を取り戻すと、自然と集中が戻ってくることがあります。

② 「ふざけ」を一回受け止める

わざと変な音を出して笑っている子に、「やめなさい」と言うと、もっとやります。注目されたことが嬉しいから。

逆に、「おもしろい音だね、それ何の音?」と一回乗ってあげると、子どもは満足します。受け止めてもらえた安心感で、そこから切り替えられる子が多いんです。

「ふざけに付き合ったら癖になるのでは?」と心配になるかもしれません。でも、経験上、一回しっかり受け止めてあげたほうが、結果的に早く練習に戻れます。

③ 時間を区切る

「あと5分だけ弾こうね」「この曲を1回弾いたら終わりにしよう」。

ゴールが見えると、子どもは頑張れます。「いつ終わるかわからない練習」がいちばん辛い。大人でも、終わりが見えない仕事はしんどいですよね。

短くていいんです。3分の集中した練習は、30分のダラダラ練習よりずっと価値があります。

それでも叱らなきゃいけないとき

もちろん、本当に叱るべき場面もあります。ピアノの蓋を乱暴に閉めるとか、わざと鍵盤を叩くとか、楽器を大切にできないとき。それは、しっかり伝えるべきことです。

叱るときに意識したい3つのこと

① 行動を叱る。人格を否定しない。「あなたはダメ」ではなく「今のやり方はよくない」。

② 短く、一回で。長々と説教すると、子どもは途中から聞いていません。「ピアノは大切にしようね」。それだけで十分です。

③ 叱ったあとに、切り替えの時間をつくる。叱られたあとすぐに「はい、弾いて」と言われても、子どもの心はまだ追いついていません。少し間を置く。「じゃあ、好きな曲を一つ弾いてみようか」と、気持ちが前を向く声かけをする。

幼稚園で学んだ「叱る」と「怒る」の違い

幼稚園の先輩の先生に、こう教わりました。

「叱るは子どものため。怒るは自分のため」

イライラをぶつけるのは「怒る」。子どもの成長を願って伝えるのが「叱る」。

頭ではわかっていても、疲れているときは境界線が曖昧になります。私もそうでした。何十人もの子どもたちを前にして、思わず声を荒げてしまった日もあります。

でも、あの先輩の言葉があったから、毎回立ち返ることができた。「今の私は叱っているのか、怒っているのか」。この問いを持っているだけで、ずいぶん違います。

「ふざける」は悪いことじゃない

最後に、ひとつだけ伝えたいことがあります。

ふざける子は、エネルギーがある子です。好奇心がある子です。自分なりに音を探検している子です。

そのエネルギーを「やめなさい」で押さえつけるのは、もったいない。

大切なのは、ふざけをやめさせることではなく、そのエネルギーを音楽の楽しさに向けてあげること。向きを変えるだけで、同じエネルギーが「才能の芽」になります。

ピアノノギフトのレッスンでは、子どもがふざけても、まずその子の気持ちを見るようにしています。何がしたいのか、何が嫌なのか、今どんな状態なのか。

その上で、音楽の楽しさに自然と戻れるように声をかける。無理に押さえつけるのではなく、その子のエネルギーの向きをそっと変えていく。

それが、幼稚園で何百人もの子どもたちと過ごす中で身につけた、私のやり方です。

お家での練習に困っているママへ

「ふざけてばっかりで練習にならない」「叱りたくないのに叱ってしまう」。そんな気持ちを抱えているママは、一人じゃありません。

ピアノノギフトでは、レッスンの中でお子さんとの関わり方も一緒に考えています。お家での声かけのコツや、練習の取り入れ方など、ママの困りごとにも寄り添います。

「うちの子、こんな感じなんですけど大丈夫ですか?」。そんな気軽な気持ちで、体験レッスンに来てみてください。

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この記事を書いた人

pianonogiftのアバター pianonogift 東京都出身。東京音楽大学器楽専攻(ピアノ演奏家コース)卒業。 フォルクヴァンク芸術大学(ドイツ)短期留学奨学生。 在学中、東京文化会館やサントリーホール等多数演奏会に出演する他、私立幼稚園で音楽講師も務める。 第41回ピティナピアノコンペティション特級銅賞。 第12回北本ピアノコンクールG部門(大学生)第1位、及び最優秀賞。 第18回日本演奏家コンクール第2位(大学生の部)。 東京フィルハーモニー交響楽団、ウィーン岐阜管弦楽団と協演。 かずさFM、TBSラジオ「檀れい 今日の1ページ」出演。

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